原宿発祥の個性的で同性ウケするファッション=“青文字系”人気モデルが等身大の自分を演じる映画『HARAJUKU CINEMA』が8月16日より公開される。雑誌「mer」や「リンネル」にモデルとして出演、20代女性から支持されている主演の青柳文子さんと、雑誌「GINZA」や「NYLON」で活躍する中田クルミさんが登場。映画には描かれていない、本当の等身大の2人のぶっちゃけ女子トークを展開してもらいました!
今は青文字系モデルですが昔はギャルを目指してました
──劇中、お二人の衣装がすごくオシャレでした。モデルになる前からセンスはよかったんですか。中田クルミ(以下、中田)「いや、実は私、中学生の頃はギタリストの雅さんの追っかけをしてたからビジュアル系だったんですよ(笑)Melody.さんと結婚されて、熱が覚めたお陰で卒業しましたけど」
青柳文子(以下、青柳)「クルミちゃんがそんな暴露をするなら、私は高校時代、ギャルを目指してました。当時はカラコンもつけまもないからメイクが難しいし、肌を焼いても黒くなりづらい体質だから、ギャルになりきれていなかったんですけど(笑)」
中田「でも、そういう“黒歴史”を経てきたから今の私たちなりの個性があるとも言えますよね」
──なるほど。モデルを目指したきっかけは?
青柳「私はまったくモデルになるつもりはなくて、大分から上京してサロンモデルをしていたら、雑誌の編集者の方に声をかけて頂いて、そこから始めたんです。同年代で『Zipper』に出演をしてるモデルは、このパターンが多いんですよ」
中田「私は文化服装学院に入学する友だちの入学式について行ったらスナップ撮影をされて。それがキッカケで編集部に呼ばれて、雑誌に出演するようになりました」
──最初からモデルだけで生活できましたか。
中田「ムリです~。私は漫画『犬夜叉』で憧れた巫女のバイトとかしてましたね。でも、巫女の衣装がお正月の三が日しか着られなくて、ほとんど作務衣を着てたんで、かわいくないのがイヤで辞めました(笑)あとは居酒屋バイト。モデル業と掛け持ちしてた当時はお財布が潤ってました(笑)」
青柳「モデル1本で食べて行くのは結構、厳しいんです。私も仕事が軌道に乗るまでは、映画館でバイトしてましたね」
限界を決めてるのは自分自身映画を観て勇気を得てほしい
──そんな経緯があったんですね。青柳さん、映画で読者モデルのフミコを演じてみて、いかがでしたか?青柳「フミコってすごく陰のある役なんですけど、もしかしたら私自身が周りからこんな風に見られているのかもって考えてしまいました」
中田「クルミのあの熱意が私には眩しすぎて…観てヘコみました(笑)自転車を押しながらフミコに、『それだけ期待されてるってことだよ』と言うシーンはすごく共感を持てましたけど」
青柳「あ。私もそれ、言おうと思ってた。役ではない現実のクルミちゃんは、ああいう時、私にそう言って励ましてくれるから。本人そのものだって」
──お二人は今回の撮影以前から仲良しなんですよね。
青柳「夜中に2時間とか電話でガールズトークをするっていう、女子高生っぽいことをしてますね(笑)クルミちゃんは私の言葉足らずな部分を上手に埋めてくれるから、本当に居心地がいいんです」
中田「私は仕事でも人間関係でも人をひきつける、やぎちゃんを尊敬してるんです。この仲の良さが作品に出てないのが残念なんですけど…映画を観てもらえたら、自分を変えるきっかけは意外と身近にあるし、限界を決めているのは自分自身なんだってことを感じてもらえると思います」
青柳「自分で勝手に限界を決めて『できない!』と決めつける人は多いと思うし、私が演じたフミコがまさにそうなんですけど、自分が思うより自分にはもっと力があると、映画を観て勇気を得てもらえたらうれしいです」
──最後にモデルのお二人から男性へ、センスが良くなるファッションテクの伝授を頂けますか。
青柳「強い意思がないのに、謎のロゴTを着るのはやめたほうがいいと思います(笑)」
中田「Tシャツに“to be continued”とか書いてあると、どこに続くの? って思う(笑)センスが必要とされる洋服は、着こなす自信がないなら着ないほうが無難です」
青柳「そうそう! 夏は質のいい無地のTシャツとデニムとスニーカーで十分! 無印良品がオススメですよ」
INFORMATION
■映画『HARAJUKU CINEMA』
INFO&STORY
読者モデルのフミコはコミュニケーションが苦手で、将来にも不安を抱いていた。そんな自分の殻を破るため、人と人との「復縁」を手助けするアルバイトを始め、様々な人と接していくうちに、多彩なコミュニケーションのあり方に気がつく。流行発信地・原宿を舞台に、等身大の若者たちが織りなす青春を描いたハートフルムービー。
CAST&STAFF
出演/青柳文子・中田クルミ・近藤夏子ら
監督/小美野昌史
脚本/池田智美
配給/リンクライツ
8月16日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷にてレイトロードショー
PROFILE
青柳文子(あおやぎ・ふみこ)
1987年12月24日生まれ 大分県出身 T163
ファッションモデルの傍ら女優業もこなす人気青文字系モデル。独特の世界観とセンスで20代全般女性からの支持が高い。映画出演はほかに「受難」「サッド・ティー」などがある。
公式ブログ
公式Twitter
中田クルミ(なかだ・くるみ)
1991年12月21日生まれ 栃木県出身 T168
日本大学藝術学部を卒業。雑誌「GINZA」「Numero」「NYLON」などでモデル活動中。そのほか女優、MC、DJとして活動も行い、全国イベントにも出演。
公式ブログ
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■映画『HARAJUKU CINEMA』
INFO&STORY
読者モデルのフミコはコミュニケーションが苦手で、将来にも不安を抱いていた。そんな自分の殻を破るため、人と人との「復縁」を手助けするアルバイトを始め、様々な人と接していくうちに、多彩なコミュニケーションのあり方に気がつく。流行発信地・原宿を舞台に、等身大の若者たちが織りなす青春を描いたハートフルムービー。
CAST&STAFF
出演/青柳文子・中田クルミ・近藤夏子ら
監督/小美野昌史
脚本/池田智美
配給/リンクライツ
8月16日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷にてレイトロードショー
PROFILE
青柳文子(あおやぎ・ふみこ)
1987年12月24日生まれ 大分県出身 T163
ファッションモデルの傍ら女優業もこなす人気青文字系モデル。独特の世界観とセンスで20代全般女性からの支持が高い。映画出演はほかに「受難」「サッド・ティー」などがある。
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中田クルミ(なかだ・くるみ)
1991年12月21日生まれ 栃木県出身 T168
日本大学藝術学部を卒業。雑誌「GINZA」「Numero」「NYLON」などでモデル活動中。そのほか女優、MC、DJとして活動も行い、全国イベントにも出演。
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撮影◎おおえき寿一 取材・文◎内埜さくら