ロマンティックで刺激的な恋愛映画シリーズ「ラブストーリーズ」が6月14日よりスタート。6作品が順次公開されるが、ヒットの重要な鍵を握るトップバッターは、『フィギュアなあなた』で日本映画界の新ミューズとして君臨した、佐々木心音ちゃん。瀬々敬久監督がメガホンで、心音ちゃん演じる真生の相手役には『さよなら渓谷』の大西信満さんの布陣！　上映期間が１週間しかないのはもったいないほど心に迫る『マリアの乳房』。気になったアナタは今すぐ劇場へ足を運ぼう!!
──劇中では超能力を持つ女性を演じましたが、もし超能力を持てるなら？
「透明人間になって、男性のプライベートを覗き見してみたいですっ。それってきっと、一番見られたくない姿ですよねえ（笑）」

──確かに。佐々木さんだって、見られたくないのでは。
「家で映画を観てるところは、見られたくないですねぇ。ビール片手にジャージを着てあぐらをかいてる姿は、男性に幻滅されそうですから」

──その姿を想像すると、演じられた真生とはギャップがありますね。
「正反対でしょうね。昔から超能力を持つ人はきっといると信じていて、撮影前にそういった人たちの性格を調べたんですよ。共通しているのは、人と関わることが得意じゃないことと、内にこもるタイプということ。私は内にこもらず、歌を歌ってすぐに発散するので」

──そういえば、5月25日にはバースデーライブが開催されますね。
「ファンの方の近くで歌いたかったのと、自宅のリビングにいるような寛いだ空気感を出したかったので、キャパ40名ぐらいの場所を選びました。それぐらいの人数でちょうどいいと思ったんです。脱がない私に興味を持つ人は少ないかな、と思ったので（笑）」

──そんなこと！　と言いつつ、やはりヌードには目が釘付けになりました。
「限界まで脱いでますし、４、５人ぐらいと絡んでますからね（笑）特に高校生の男の子とシーツの中でモゾモゾしてる場面は、新しいエロティックだなと、自分でも思いました。妄想して下さい。真生は観る人によって天使か悪魔か判断が分かれるところでもあるので、観て下さる方には『こういう女はどうですか？』と問いかけてみたいですね」

──顔がクローズアップされて喘ぐ姿もエロティックでした。
「あれは、太陽の光を取り込んで生きる力を得ているようなイメージなので、太陽と交わっているとも言えるでしょうね。交わるという点では、男性とのベッドシーンと変わりないんです」

──濡れ場を演じる際、意識していることはありますか？
「カメラが回っている間は、共演者の方に恋してます。かなり汗っかきなので、『汗くさくないかな？』なんて気になったりもしますね（笑）『この人しかいない！』なんて強い感情に揺さぶられたりもしますし。グラビアの時はカメラに恋しているので、対象が対カメラか人かの違いなんです。その代わり、カメラが止まった瞬間に夢から醒めるように恋心も消失しちゃいますけど」

──出演の可否はご自身で決めているのでしょうか。
「映画は出始めたばかりですし、自分の可能性に関しては未知の世界なので、自分で仕事を選ぶことはしていないですね。とにかく演じることが好きなので、作品の大小には関わらず、これからもすべて全力でぶつかりたいです。で、演じることとグラビアと歌の仕事の間を埋めて、丸くなればいいなって。仕事ばかりじゃなく、恋したくなる時もあるんですけどねぇ～」

──恋、したいですか？
「女友だちに、『安定してない仕事をしてるんだから、精神的に安定するために彼氏作りなさい』って言われるんですよね。でも、同業者はいろいろあれで避けたいし、監督はモテるし私の演技に文句を言いそうでイヤだし。だから一般の方がいいんですけど、出会いがないんですよね（苦笑）」