アイドル11人のリアルな泣き顔を収めたオムニバスDVD「Crying Girl 泣き顔」が3月26日に発売。本作内の「池袋で泣いた女～人類愛に感動して～」に出演している“泣きドル”こと白川桃ちゃんに、見どころや撮影秘話を聞いた。普段は見ることのできないアイドルの、ガチな泣き顔が詰まったお宝作品の気になる内容とは!?
──白川さんは「Crying Girl　泣き顔」の中の「池袋で泣いた女」に出演されていますよね。ストーリーはご自身が考えたのですか？
「作品の中で読んでいる作文は本当に私が書いたんですよ。映像にするに当たってはもっと省略して、分かりやすくしてありますけど。腐女子の私が泣いてしまった理由が、作品を観ると分かります」

──プロフィールにある通り、早泣きが特技なんですよね。
「…でも、この作品を撮る時はまったく泣けなくて苦労しました。池袋の乙女ロードに仕事で来ることができただけでうれしくて、興奮しちゃったんです（笑）。１人になれる時間を少しだけもらって、何とか乗り切りました」

──一般の人が通り過ぎる中を泣いていますが。
「恥ずかしかったです！　しかも腐女子マンガを横にドッサリと積み上げていましたから。変なコに思われなかったか、不安です…」

──ちなみに最短で、どのぐらいの時間で泣けますか？
「以前、某テレビ番組の企画で計った時は、15～18秒ぐらいで泣けました。泣ける鉄板ネタは、『マクロスフロンティア』なんですけど、何回も見過ぎて最近、泣けなくなっちゃったんですよね（笑）。『コードギアス』もイケます！　プライベートで泣く時は、基本的に人前で涙を見せるのがイヤなので、湯船の中で寂しく、ゆっくりと泣いています」

──作品の見どころを聞かせて下さい。
「いつもニコニコ笑っているアイドルが泣く姿は、レア映像です！　いつもの私たちと違う一面を見てもらいたいです。自分の泣き顔をこの作品で初めて見るので、ちょっと楽しみでもあり、怖かったりもするんですけどね（笑）。個人的には友だちでもある、岡本果奈美ちゃんの泣きシーンが気になります」

──作品内では“ボーイズラブ”ネタで泣いてますが、白川さんは根っからの腐女子なんですか？
「そうですね。地元の滋賀では周りに腐女子がいなかったんですよ。東京に出て来てから、私のようなコをそう呼ぶんだって知りました。言うと引かれるのは分かっているので、自重はしていますけど（苦笑）。男性２人がバイクに乗っている姿とか、大好きです」

──さらに、コスプレも趣味だとか。
「簡単な裁縫しかできないので、ワンピースを手縫いしたり、小物を作る程度のことはしますね。コスプレの醍醐味は現実逃避（笑）。１人で“宅コス”することもありますけど、みんなでコスプレをしてカラオケに行くのが一番の楽しみなんです」

──現地までコスプレで行く？
「いいえ、トイレで着替えます。男装したり、カラフルなカツラを被っていたら、やっぱり恥ずかしいですから。コスプレのまま室外には出ないというのが、暗黙のルールです」

──今後、趣味のコスプレを仕事に活かしたりは…？
「それは難しいかも知れないですけど、コスプレせずとも自分以外の人になれる演技に今は興味があります。これからは、自分と正反対のキャラも演じてみたいですね。いろんな役が演じられて、『白川桃って、本当はどんな人なんだろう』と思われるような女優さんを目指して頑張ります！」