会社の平凡な営業マンだったはずが、トラブルに巻き込まれ、新米ながら“伝説のヒットマン”に変身する痛快エンターテイメント作品が誕生した。むとうひろし原作の人気同名コミックを実写映画化した「今日からヒットマン」で、露出たっぷりの破天荒なヒロインちなつを演じた、森下悠里ちゃんにインタビュー!!
──完成披露試写会で「大好きな原作だったので、出演できてうれしいです！」と言われてましたが、作品のどこに惹かれましたか？
「絵がキレイで、女の私でも入り込みやすいのと、次の展開が楽しみで。読み出すと止まらなくなっちゃいます。原作のファンでもある兄２人や友だちも出演を喜んでくれました。映画は原作をほぼ忠実に再現してます。マンガと映画、どちらから見ても面白いと思いますよ」

──撮影時の現場裏話を教えて下さい。
「共演した若い俳優さんたちも細かく気を配ってらして、常に明るかったですね。夜、控え室代わりのテントの中にみんなで集まって、１人ずつ恋愛観とか、話し合って盛り上がったのがいい思い出です」

──十吉役の武田真治さんや美沙子役の星野真里さんら共演者の方々とのエピソードを。
「武田さんは気配りがすごくてジェントルマンです。現場で声をかけて下さったり、気を遣って下さいました。女性スタッフみんなに『王子?』って呼ばれてたんですよ。星野さんとはご一緒する機会がなかったんですが、キレイで、マジメで、しっかり者で、十吉に一途な美沙子にピッタリだと思います。横井監督はとても優しくて、丁寧にいろいろ教えて下さいました」

──ちなつは明るく怖いもの知らずの女の子ですが、役作りで心掛けたことは？
「ギャルっぽい役どころだったのでイメージに近づけるため普段の黒髪、ショートカットから茶髪、ロングヘアにしました。３月から少しずつ染め出して…髪をブチーチするのは４年ぶり。３キロのダイエットもしました。似ているところですか？　憧れるけど私とは180度違うタイプのコで、共通点は根性があるところぐらいじゃないですか（笑）」

──神尾役の前田健さんとの“絡み”シーンが話題ですが。
「はい、体当たりで演じました！　オススメシーンの１つですね。マエケンさんは女性に興味がないので、触り方もごく自然で。スタイリストさんに触られてるみたいで違和感なかったです。…ちなみに揉み方は、マエケンさんも初体験だったそうですが、お上手でした。私も初めて芝居で胸を触られたんですよ」

──このシーンでは、倉庫で真っ暗の中、出番まで待機していたと聞きましたが。
「そうなんですよ。中から開けられない鉄の扉がついた倉庫で、スタッフさんに『オバケが出るよ！』と驚かされたり（笑）。怖かったですよ。でもＮＧを出さないように必死でした。敵に拉致され、天井から両腕を縛られて吊るされるシーンや殴られたり蹴られたりするシーンの撮影では、傷だらけになってしまいました。体張って、気合いで頑張り抜きました！　何度も練習を重ねたピストルでのアクションシーンもオススメです」

──では、最後にＰＲをお願いします。
「原作ファンの方はもちろん、たくさんの方に観てもらいたいです。ぜひ劇場へ、悠里に会いに来てください」

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◆Memo
ニチブンコミックス「今日からヒットマン」
作画：むとうひろし　1～13巻 絶賛発売中 定価各580円
現在までに13巻が刊行され、コミック累計150万部を突破する「週刊漫画ゴラク」（日本文芸社）にて連載中の人気作。ひょんなことから、伝説のヒットマン“二丁”の名を継ぐことになってしまった優秀な新婚の営業マン・稲葉十吉が、実は新米だが凄腕ヒットマンとして敵のヒットマンとの死闘を繰り広げる、エロくてヤバいアクション漫画。最新コミックス14巻が9月28日発売。

Who isちなつ
初代“二丁”の恋人で、謎多きツンデレ美女。十吉を裏の道に引き込んだ張本人であり《コンビニ》のくノ一的調査員にして“二丁”のマネージャー的存在