【取材こぼれ話】「早耳!エンタメ・インタビュー466」は小川紗良さん
◆出演が決まった時に、台本は完成形でしたか?「完成はしていましたが、この作品に関しては撮りながらどんどん付け加えられて膨らんでいったので、予想していたものとは違う内容になりました」
◆これまで数々の劇場で上映。観客の反応は。
「私の役でいえば『こういう小川さんを見たことがない』とか『こんな役も演じるんだ』という感想を頂くことが多いです。でも、この作品に関しては素の自分なので新しい自分を発見した感覚がないんです。だから、自分が見る自分と他人が見る自分は違うんだと、この映画を通して改めて感じました」
◆幽霊役の南美櫻さんについて。
「そこにいるだけで不思議な雰囲気を醸し出す方ですけど、しゃべると面白くて不思議度が増します。劇中、宇宙に関する話をするんですけど、その繋がりで撮影の合間に話をしたらすごく盛り上がったんです。その時も南さんは独特の宇宙観を持っていたので、話を聞くのが面白かったです」
女優としての活動だけではなく早稲田大学で是枝裕和監督の門下生として学び、映画監督としても評価が高い才女小川紗良さんが主演を務めた映画『聖なるもの』が公開。4年に一度現れる幽霊を被写体に撮った映画は必ず大傑作になるという映画の魅力や監督としての話を伺いました。