【取材こぼれ話】「異能者 ちょっとお話いいですか？」はディスク百合おんさん
◆レコード店「ディスクユニオン」を想起させるその名前の由来は？
「高校時代からハンドルネームとして使ってました。当時、百合系の漫画が好きで、そのネタをサンプリングして曲を作ってたんですけど、今はまったくしていないので、関係なく名前だけ残っちゃってます（笑）ちなみにディスクユニオンさんにはCDを委託販売してもらったこともあって、ディスクユニオンでディスク百合おんが買える時期もありました」

◆野球のユニフォーム姿でライブパフォーマンスをするディスク百合おんさん。ナードコアのアーティストは、みんなそういうパフォーマンスをするのだろうか？
「僕以外の方でも過去、衣装を着ていた方は多かったですね。パリッコさんという酒場ライターとしても有名な方は、学ラン姿でステージに立つことがありますし、レオパルドンの高野政所さんはカンフー着を着たりしていました。曲のジャンルやサンプリング元に合わせたカッコをして、それの当て振りをすることもありますね」

◆小学生の頃はお調子者キャラで、夢は漫画家やお笑い芸人だったというディスク百合おんさん。小学校の同級生には『岡崎に捧ぐ』などのマンガで知られる山本さほさんがいて、『岡崎に捧ぐ』の“杉ちゃん”はディスク百合おんさんがモデルだ。「僕もマンガ家になりたかったんですけど、絵は描けてもストーリーが全然作れなくて（笑）山本さんが描いたマンガを見て、「もう比較にもならないし、自分には無理だ」と諦めました。

ミュージシャン/DJ……のはずが、コンビニ食材を組み合わせて新料理を創作する「コンビニかけ合わせグルメ」がネットで大反響。ラジオ、テレビ出演のみならず書籍発売も成し遂げたディスク百合おんさん。ナードコアという自身が取り組む音楽と、コンビニかけ合わせグルメ。まったく別物に見える2つの活動にどんな共通項があるのだろうか。