【取材こぼれ話】「MEN’S SEAT INTERVIEW act.283」は秋山準さん
◆他団体、フリーなど様々な選手が活躍しているのが現在の全日本プロレス。その中でも「全日本としてのレベルは落とせない」と秋山選手。そのため、所属かどうかに関係なく技術指導することもあるそう。「聞いてきてくれる選手もいますから。そこは分け隔てなく、自分が持っているものは伝えていきたい」

◆秋山選手が若き日を過ごした90年代の全日本プロレスでは、ジャイアント馬場、ラッシャー木村、永源遥といったベテラン選手のコミカルで楽しい試合も定番。秋山選手は「他の試合は見なくても、その試合は毎日見てました。毎日見てるのに笑っちゃう。同じように見えて、実は毎回、内容が違うんですよ。それはお客さんの反応に合わせて変えている部分もあるし、それだけ会場全体が見えているということ。勉強になりましたね」

◆「若い選手は真面目な人間ばかり。もっとはっちゃけていい」という秋山選手。言われてみれば全日本プロレスの選手には真面目なイメージが。そう言うと秋山選手は「確かに、僕が若い頃も周りは真面目な人が多かったですね。変なのは僕くらいで（笑）」

今年、旗揚げ45周年の老舗団体・全日本プロレスで社長を務めるのは、名選手としても知られる秋山準さん。自身もデビュー25周年となり、10月21日に記念大会を行います。社長就任時は選手の離脱など苦しい状況だったものの、現在は試合内容も観客動員も充実。社長として、選手としてプロレスとどう向き合ってきたのか。豊富な経験をもとに語って頂きました！