「この先どうなるかなんて誰もわかんねーけど、常に才能っていう 土台を磨く努力は怠るな! なぜなら旨いブロを作る時も、畑って いう土台が大事だから」(from MIGHTY)
「マジで一番大事なのは、続けること。上手くいくかは問題じゃな くて、続けること自体に意味があるから腐らず、半径1m以内のこと から頑張れ!」(from IKKU)
「好きなことを楽しんでいると同じ志を持ったヤツらが集まってく るから、その仲間の輪を大切に! 1人じゃないってすごく大切」 (from TOM)
日本映画界の寵児、入江悠監督が監督生命を賭けて撮った“ヒップホップ青春映画”サイタマノラッパーシリーズ最新作「SR サイタマノラッパーロードサイドの逃亡者」が遂に公開。メインキャストの奥野瑛太さん、駒木根隆介さん、水澤紳吾さんの3人に、インディーズムービーとは思えないほど規模がデカい作品の見どころを独占インタビューだ!!
巨大フェスはすごい一体感でもう鳥肌モノ!
──映画「SRサイタマノラッパーロードサイドの逃亡者」が遂に公開です。今回はフェスシーンなど大掛かりな撮影が多く、大変だったのでは?奥野「あの巨大フェスシーンは2000人近くのエキストラさんやボランティアスタッフさんに協力して頂いたんですけど、みなさんの結束力の強さは本当にすごかったです。細かい指示がなくてもみなさん、自主的に動いてくれて。あの一体感は鳥肌モノでしたね」
水澤「セットもその方々と僕らで一緒に手作りしたんですけど、天候との戦いだったんですよ。台風の翌日はセットが風で飛ばされちゃうし、会場の地面に雑草が生えてくるし。過酷な状況でしたけど、入江監督はまったく慌てた顔を見せませんでした。というか出会ってから10年、慌てている姿を見たことがありません」
駒木根「撮影に関わったみなさんと過酷な日々を味わったせいか、ラストシーンの撮影はそれまでの出来事が頭の中を駆け巡って感慨深い気持ちになりましたね。実際にあのラストシーンでクランクアップなんですよ。どんなラストかを言うとネタバレしてしまうので、本編で」
──意外な人が出演していることでも話題ですよね。
駒木根「くりぃむしちゅーの有田(哲平)さんと、(いとう)せいこうさんですよね。せいこうさんが出演の報告を有田さんにしたら『オレも出たい』と名乗りを上げたという話をせいこうさんがツイッターをあげていたといういきさつで。お二人とも意外な場面で出ているので、見落とさないように気をつけてください」
エネルギーを与えたいから夢が見つからない人はぜひ
──ズバリ見どころは?水澤「カメラワークや長回しに大規模なフェス、音楽…この映画は大きなスクリーンで観ると魅力が倍増するので、ぜひ映画館で観て頂きたいです」
駒木根「パート1から観るとより面白く感じるはずですけど、もちろんこれだけを観ても楽しめます。征夷大将軍とか、本物のラッパーたちが演技に挑戦しているのも映画にいいアクセントになっているし、見どころでもありますね」
奥野「夢を持ちながらまい進する若者のエネルギーが詰まった作品なので、目標が決まらない人には絶対、観てほしいです。そういう人たちに僕らは役者として、作品を通してエネルギーを分けたいです」
マイティとイックとトムから夢実現のためのエール!
──最後にちょっとムチャぶりですが、イック、トム、マイティとそれぞれ映画の役柄に戻って頂いて、読者にエールをお願いできますか!! 駒木根「マジで一番大事なのは、続けること。上手くいくかは問題じゃなくて、続けること自体に意味があるから腐らず、半径1m以内のことから頑張れ!」
水澤「一生懸命好きなことを楽しんでいると同じ志を持ったヤツらが集まってくるから、その仲間の輪を大切に! 夢を追う最中は、1人じゃないと思えることはすごく大切だから」
奥野「この先どうなるかなんて誰も分かんねーけどさ、常に才能を磨く努力は怠るな! なぜなら旨いブロ(ッコリー)を作るときも畑っていう土台が大事だから。土台とは才能を磨くこと…台詞ナシで役になりきるは難しいですね(笑)」
INFORMATION
■映画『SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』
【STORY&INFO】ヒップホップ・グループSHO-GUNGの仲間と別れ、上京したマイティ(奥野瑛太)はラップを断ち切ることができず、先輩ヒップホップクルー極悪鳥の手伝いをしながらメンバーに入る機会をうかがっていた。しかし、ラッパーになりたいと願いつつも現実は厳しく、ある事件をきっかけにマイティは追われる身となってしまう…。ラッパーとしての成功を夢見ながら田舎町で鬱屈した日々を過ごす若者たちの姿を綴った青春ヒップホップ・ムービー「SR サイタマノラッパー」シリーズ第3弾。インディペンデント映画史上、類をみないスピリットと手法で人々の共感を獲得し、日本の青春映画の金字塔となった群像シリーズ最新作が遂に解禁!
【CAST&STAFF】出演/奥野瑛太・駒木根隆介・水澤紳吾・斉藤めぐみ・北村昭博・永澤俊矢・ガンビーノ小林・美保純
監督・脚本・編集/入江悠
制作プロダクション/アミューズ・ノライヌフィルム
配給/SPOTTED PRODUCTIONS
公式HP 4月14日(土)より渋谷シネクイントほかにて全国順次公開中
4月21日(土)より「SR3」公開記念特集上映決定!
(C) 2012「SR3」製作委員会
PROFILE
水澤紳吾(みずさわ・しんご)
1976年宮城県生まれ
「SR サイタマノラッパー」(09年)「SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム」(10年)ではシリーズに欠かせないSHO-GUNGのメンバーとして出演。主な出演作に映画「鍋と友達」「ヒーローショー」、舞台「佐倉義民傳」、ドラマ「同期」などがあり映画やテレビ、舞台で活動中。
公式Twitter
奥野瑛太(おくの・えいた)
1986年北海道生まれ
大学在学中から多くのインディペンデント映画に出演。卒業後、活動を本格化、劇団「赤堤ビンケ」の旗揚げから全公演に出演。またダンサーとしても舞台に立ち、幅広く活躍している。09年、「SR サイタマノラッパー」に出演。本作が映画初主演となる。
公式Twitter
駒木根隆介(こまきね・りゅうすけ)
1981年東京都生まれ
映画、舞台を中心に活躍。「ジャポニカ・ウィルス」(06年)「SR」シリーズ(09年・10年)「劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」(11年)と入江悠監督作品には欠かせない存在となっている。12年公開の「アフロ田中」にも出演。
公式Twitter
■映画『SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』
【STORY&INFO】ヒップホップ・グループSHO-GUNGの仲間と別れ、上京したマイティ(奥野瑛太)はラップを断ち切ることができず、先輩ヒップホップクルー極悪鳥の手伝いをしながらメンバーに入る機会をうかがっていた。しかし、ラッパーになりたいと願いつつも現実は厳しく、ある事件をきっかけにマイティは追われる身となってしまう…。ラッパーとしての成功を夢見ながら田舎町で鬱屈した日々を過ごす若者たちの姿を綴った青春ヒップホップ・ムービー「SR サイタマノラッパー」シリーズ第3弾。インディペンデント映画史上、類をみないスピリットと手法で人々の共感を獲得し、日本の青春映画の金字塔となった群像シリーズ最新作が遂に解禁!
【CAST&STAFF】出演/奥野瑛太・駒木根隆介・水澤紳吾・斉藤めぐみ・北村昭博・永澤俊矢・ガンビーノ小林・美保純
監督・脚本・編集/入江悠
制作プロダクション/アミューズ・ノライヌフィルム
配給/SPOTTED PRODUCTIONS
公式HP 4月14日(土)より渋谷シネクイントほかにて全国順次公開中
4月21日(土)より「SR3」公開記念特集上映決定!
(C) 2012「SR3」製作委員会
PROFILE
水澤紳吾(みずさわ・しんご)
1976年宮城県生まれ
「SR サイタマノラッパー」(09年)「SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム」(10年)ではシリーズに欠かせないSHO-GUNGのメンバーとして出演。主な出演作に映画「鍋と友達」「ヒーローショー」、舞台「佐倉義民傳」、ドラマ「同期」などがあり映画やテレビ、舞台で活動中。
公式Twitter
奥野瑛太(おくの・えいた)
1986年北海道生まれ
大学在学中から多くのインディペンデント映画に出演。卒業後、活動を本格化、劇団「赤堤ビンケ」の旗揚げから全公演に出演。またダンサーとしても舞台に立ち、幅広く活躍している。09年、「SR サイタマノラッパー」に出演。本作が映画初主演となる。
公式Twitter
駒木根隆介(こまきね・りゅうすけ)
1981年東京都生まれ
映画、舞台を中心に活躍。「ジャポニカ・ウィルス」(06年)「SR」シリーズ(09年・10年)「劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」(11年)と入江悠監督作品には欠かせない存在となっている。12年公開の「アフロ田中」にも出演。
公式Twitter
取材・文/内埜さくら 撮影/おおえき寿一