「自分のせいで死なせてしまった弟へ一度でいいから謝りたい後悔の気持ち、 好きな人との恋物語…人間味あふれるストーリーなので、ホラーが苦手な人もぜひ!」
人形のような端正な顔立ちと細く長い手脚で男女ともの人気の女優小松彩夏ちゃんがホラー映画『トーク・トゥ・ザ・デッド』に出演。「25歳を過ぎた頃から、カラダがだらしなくなる時があるので、鍛えてます」と語るが、いやいや、そのパーフェクトボディは健在。しなやかな肢体を、本作で拝める…かも!? 8月3日から1週間のレイトショー限定公開なので、お見逃しなくっ!!
役作りで撮影現場の方にシステムを習いました(笑)
──清純派女優のこまっちゃんが今回はきわどい役を演じていますね。驚きました!「オーディションで百合役に決まったんですけど、26歳ってこういう大人な役も演じられる年齢なんだなぁって私自身も思いました。でも、演じること自体は大変ではなかったんですよ。スタッフさんの中にデリバリーヘルスに詳しいというか、ヘビーユーザーの方がいて(笑)システムを教えて頂いたので。お仕事中はアクセサリーを外すのかどうか、とか。今までまったく知らなかった、未知の世界を経験できました」
──殴られるシーンも驚きでした。
「殴られまくってますよね(笑)お互いにガチンコ勝負だったので、ブログを遡ってもらうと、『ああ、この時期にあの戦いを!』と納得してもらえると思います。あのシーンは体力的にも精神的にもきつかったんですけど、私の中では充実していたから、また激しいアクションにも挑戦したくなりました」
──10年前は『美少女戦士セーラームーン』で激しいアクションを見せてくれていましたよね。
「10年経ってあの衣装が似合うかどうかという問題はあるんですけど(笑)機会があればまた着てみたいですね。当時は演技自体が初めてでしたから、ワケも分からずに演じていました。実家の岩手から通っていたのですが、今考えると絶対に通えるスケジュールじゃないでしょうっていう(苦笑)何も知らないからこそできたと思います」
ここまで切ないホラーはあまりないので苦手な方も!
──アイドルから女優へとデビューからずっと活躍していますが映画の「死者と通話できるアプリ」があるなら、今の活躍を誰に報告したいですか?「2年前に亡くなったおじいちゃんですね。仕事で東京にいたのでお葬式にも行けなかったんですけど、私が女の子の初孫だったからすごくかわいがってくれて、部屋に私のカレンダーも貼ってくれていたんです。『ありがとう』と伝えたいですね」
──映画同様、切ない話ですね。
「私もホラー作品でこんなに切ないストーリーって、あまりないと思います。自分のせいで死なせてしまった弟へ一度でいいから謝りたいっていう後悔の気持ち、好きな人との恋物語、母親との確執、人間味あふれるストーリーなので、ホラーが苦手な人にもぜひ、観て頂きたいです。そして、公開が夏なので涼しい気分になって頂けたらと」
──夏といえば、7月21日には誕生日イベントが控えてます。
「今回は私が行きたかったマザー牧場で開催します。毎年、イベントの1~2ヶ月前から落語や日舞、フラダンスとか出し物を練習してファンのみなさんに披露していたんですが、今度は自分が一番行きたい場所にファンのみなさんと行こうと思いまして。自然大好きなんです」
1人で部屋で寝る時未だに真っ暗にはできないんです
──実家も自然が豊かだとか。「そうなんです。東京は私にとって“戦いの場”なので、岩手に帰って家族と自然から元気をもらって、東京へ戻る新幹線の中で戦いモードにスイッチを切り替えてるんですよ、いつも。家族と暮らしてた名残りがいまだにあって、一人暮らしをしてる部屋で寝る時は、真っ暗にできないんです。テレビも電気もおやすみタイマーを付けて寝ます。ところで『いづい』って意味、分かりますか?」
──…いいえ。
「方言で『何だか心地悪い』って意味なんですけど、誰にも伝わらないんですよね。もっと岩手弁を知ってもらえるようなお仕事をしなくちゃ(笑)!」
INFORMATION
■映画『トーク・トゥ・ザ・デッド』
INFO&STORY
母親が男を作って出て行ってしまい、幼い弟を養うため百合(小松彩夏)はデリヘル嬢として働いていた。だがある日、病気と分かっていながら弟を一人にし、死なせてしまう。後悔の念に苛まれる百合だったが、同僚のマユから死者と話ができる通話アプリの存在を知らされる。ただし、死者から「会いたい」と言われても決して承諾してはいけないという。その場合、自分も死の世界に誘われるというのだ。半信半疑でそのアプリを使ってみると、電話の向こうから死んだはずの弟の声が聞こえてきて……。
CAST&STAFF
出演/小松彩夏・加藤和樹・桜井ユキ・須賀貴匡・酒井天満・嶋田久作・毬谷友子・大塚千弘
監督/鶴田法男
脚本/佐東みどり・鶴田法男・一瀬隆重
製作/NEXT MEDIA ANIMATION ダブルフィールド
配給/トラヴィス
公式HP
8月3日(土)から9日(金)まで渋谷ユーロスペースでレイト・ロードショー
(C)2012 Next Media Animation Limited. All rights reserved.
PROFILE
小松彩夏(こまつ・あやか)
1986年7月23日生まれ 岩手県出身
03年、TBS系「美少女戦士セーラームーン」の愛野美奈子=セーラーヴィーナス役で脚光を浴びる。「日テレジェニック2004」に選出され、グラビアアイドルとしても活動。現在は映画やテレビドラマ、舞台など女優として活躍。映画は近作に「僕等がいた(前編/後編」「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」「武蔵野線の姉妹」などがあり、初主演映画「Miss ZOMBIE」が今夏 公開予定。
公式ブログ
公式Twitter
■映画『トーク・トゥ・ザ・デッド』
INFO&STORY
母親が男を作って出て行ってしまい、幼い弟を養うため百合(小松彩夏)はデリヘル嬢として働いていた。だがある日、病気と分かっていながら弟を一人にし、死なせてしまう。後悔の念に苛まれる百合だったが、同僚のマユから死者と話ができる通話アプリの存在を知らされる。ただし、死者から「会いたい」と言われても決して承諾してはいけないという。その場合、自分も死の世界に誘われるというのだ。半信半疑でそのアプリを使ってみると、電話の向こうから死んだはずの弟の声が聞こえてきて……。
CAST&STAFF
出演/小松彩夏・加藤和樹・桜井ユキ・須賀貴匡・酒井天満・嶋田久作・毬谷友子・大塚千弘
監督/鶴田法男
脚本/佐東みどり・鶴田法男・一瀬隆重
製作/NEXT MEDIA ANIMATION ダブルフィールド
配給/トラヴィス
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8月3日(土)から9日(金)まで渋谷ユーロスペースでレイト・ロードショー
(C)2012 Next Media Animation Limited. All rights reserved.
PROFILE
小松彩夏(こまつ・あやか)
1986年7月23日生まれ 岩手県出身
03年、TBS系「美少女戦士セーラームーン」の愛野美奈子=セーラーヴィーナス役で脚光を浴びる。「日テレジェニック2004」に選出され、グラビアアイドルとしても活動。現在は映画やテレビドラマ、舞台など女優として活躍。映画は近作に「僕等がいた(前編/後編」「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」「武蔵野線の姉妹」などがあり、初主演映画「Miss ZOMBIE」が今夏 公開予定。
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Interview&Text/内埜さくら Photo/おおえき寿一