「ホラー映画はお話するとネタバレになってしまうシーンが多いから細かく伝えることができずに歯がゆいんですけど、続編が制作されるなら刻命裕也役をやりたい!」
乃木坂46の生駒里奈さんを主演に迎え昨年、スマッシュヒットを記録した作品の続編『コープスパーティー Book of Shadows』が7月30日より全国順次ロードショー決定。本作に初参戦したのは、モデルや女優として躍進中の石川恋さん。学園メンバーを異空間へと引き戻すきっかけとなる役どころを演じた彼女に、見どころとプライベートを含んだ撮影秘話をとことん語り尽くしてもらおう。
異常現象が起きたらと不安で台本を開けませんでした
──出演が決まった時は嬉しかったそうですね。
「プライベートでホラー映画を観るのは苦手なんですけどね。友だち同士で観ようってノリになっても『やめておこうよ』と止めるタイプだったんで、 実は積極的には観たことがないんです。中学生の頃、沢尻エリカさんが出ていた『オトシモノ』が、映画館でホラーを観た作品が最後かも」
──苦手なのにわざわざ映画館に足を運んだんですね!
「当時、友だちとの映画鑑賞にハマっていて、中学生でお金がないくせに映画のためにお金を貯めて、週末に2本ぐらい観ていたんです。でも、それだけの本数になるとだんだん観るものがなくなってきて、待ち時間なく入れる映画が『オトシモノ』だったんですね。でも観た当日は、夢でうなされるほど怖かったです…」
──前作をご覧になった印象は。
「声が聞こえる程度に早送りしてしまいました。本当に怖いシーンは飛ばしたりもして。今回の台本も、ものすごく怖かったんです。お仕事だから事前に読まなくちゃいけないのに、読んでる最中に何か異常現象が起きたらどうしようと思うと、怖くて最初は台本を開くことすらできませんでした(笑)でも勇気を出して読んでみたら、私が演じた霧崎凍孤は結構グロいシーンもあるから、『これを映像でどう表現するんだろう?』と想像したら、撮影が楽しみになりました」
──撮影は1日のみで終わったとか。
「だから山田(雅史)監督としっかりとした関係が築けていない感が私の中に残っていて、それがすごく残念で。それはキャストのみなさんに対しても同じで、私だけ1日でサヨナラって感じだったんで、もっとみんなとお話したかったですね」
時間を戻せるなら高校3年守られてる感がありました
──ではキャストの方々とご飯に行くような関係にはなっていない?
「なれなかったんです…残念ですね。私、あまり外食が好きじゃなくて、外でご飯を食べるのは友だちが一緒の時だけなんです。自分から誘うのも苦手ですし1人でも行かないし」
──となると普段はもっぱら自炊を?
「どんなに忙しくてもご飯だけは炊いて、一膳分ずつ冷凍するようにしているんです。で、家への帰り道にお弁当屋さんがあるので、お惣菜だけ買って帰ったりします。時間に余裕がある時は作るんですけど、1人分って難しいんですよ。必ず余っちゃう。それに、それほど食べる方じゃないから作るとしてもお肉と野菜とご飯みたいなシンプルなメニューが多いんですね。だから、ブログに載せられるようなオシャレご飯は作っていないんです」
──そうですか。ちなみに本作で登場人物は恐怖の異空間へと戻ることになりますが、もし時間を戻せるなら。
「高校3年生! 部活を引退まで一生懸命できたし、3年間一緒だった7人グループの友だちが全員大好きで、高校2年生の時からずっと、卒業したくないと言い合っていたんです。それに高校生ってまだ仕事もしてないから、親のスネをかじっている状態じゃないですか。家に帰ればご飯があるし、お小遣いももらえるし。守られて生きてた感じがあるから、一番いい時期だったなと今も思います」
1年ぶりのセーラー服姿を周りに無理だと言われて…
──下積み時代には戻りたくない?
「居酒屋のバイトを2つ掛け持ちしてた時期のことですか? 全然楽しかったので、今でも土間土間でバイトしたいぐらいです(笑)今考えれば下積み時代だったかもしれないけど、思う存分楽しんでいました。だから、いつの時代も楽しんで生きているのかも」
──話を映画に戻しましょう。本作では1年ぶりにセーラー服を着たとか。
「去年が初めてだったんですけど、高校はブレザーだったから新鮮でした。だからワクワクしてたんですけど、前は髪ももっと短くて、前髪もあったから違和感がなかったんですよ。でも今回は前髪を伸ばしてロングだから大人っぽい感じになってしまって、周りから『もう無理だね』と言われて『そろそろ高校生役ができなくなるのかな』と思うと、ちょっと悲しかったです…(苦笑)自分としてはまだまだ高校生役をやりたいんですけどね」
──さらに続編を匂わせるような展開ですしね。
「そうなんです。続編があるならぜひ出演したいんです。もっと出番がほしい(笑)今回は凍孤を含む、前作にはいなかった白檀高校チームが出ることで、新しいキャストが追加されて、確実にパワーアップしてるんですね。だからこの続編ってもっと面白くなると思うんですよ。それに私、続編が制作されるなら刻命裕也役をやりたいんです。ホラー映画はお話するとネタバレになってしまうシーンが多いから細かく伝えることができずに歯がゆいんですけど、凍孤みたいに叫ぶよりも断然、ストレス解消できそう。自分の中にはない感情を表現するから最高に難しい役ではあるんですけど、『職業は?』と聞かれて『女優です』と答えたい自分としては(笑)いつか挑戦してみたい役どころですね」
INFORMATION
■映画『コープスパーティー Book of Shadows』
INFO&STORY
呪いのおまじない「しあわせのサチコさん」を行い、怨霊の棲む異空間へと飛ばされた女子高生の直美(生駒里奈)らは、そこで多くの仲間を失った。あれから半年後、事件を生き延びたあゆみ(前田希美)と直美は、死んだ友人たちを取り戻すため悲劇の舞台となった小学校へ舞い戻るが、そんな直美たちを、さらなる残酷な運命が待ち受けていた。乃木坂46生駒里奈の映画初主演で、人気ホラーアドベンチャーゲームを実写映画化した「コープスパーティー」の続編。
CAST&STAFF
出演/生駒里奈(乃木坂46)・前田希美・池岡亮介・石川恋・水石亜飛夢・JUN(BEE SHUFFLE)・喜多陽子/石森虹花(欅坂46)/青木玄徳
監督/山田雅史
原作/Team GrisGris 5pb.Games(MAGES.)
脚本/赤松義正
脚本監修/祁答院慎
配給/ツインピークス・キャンター
公式HP
7月30日(土)シネリーブル池袋、立川シネマシティほか全国順次ロードショー&『niconico』ネットシネマ公開
(C)2016 Team GrisGris/MAGES./5pb./ 映画「コープスパーティー Book of Shadows」製作委員会
PROFILE
石川恋(いしかわ・れん)
1993年7月18日生まれ 栃木県出身
ベストセラー書籍「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」のカバーガールに起用され、話題に。DVD「初恋」、写真集「LOVE LETTERS」などグラビアでも人気。15年8月に「キリング・カリキュラム~人狼処刑ゲーム 序章~」で映画初出演を果たし、幅広いジャンルで活躍。8月5日から上演の舞台「海の家の物語」に出演する。
公式ブログ
公式Twitter
■映画『コープスパーティー Book of Shadows』
INFO&STORY
呪いのおまじない「しあわせのサチコさん」を行い、怨霊の棲む異空間へと飛ばされた女子高生の直美(生駒里奈)らは、そこで多くの仲間を失った。あれから半年後、事件を生き延びたあゆみ(前田希美)と直美は、死んだ友人たちを取り戻すため悲劇の舞台となった小学校へ舞い戻るが、そんな直美たちを、さらなる残酷な運命が待ち受けていた。乃木坂46生駒里奈の映画初主演で、人気ホラーアドベンチャーゲームを実写映画化した「コープスパーティー」の続編。
CAST&STAFF
出演/生駒里奈(乃木坂46)・前田希美・池岡亮介・石川恋・水石亜飛夢・JUN(BEE SHUFFLE)・喜多陽子/石森虹花(欅坂46)/青木玄徳
監督/山田雅史
原作/Team GrisGris 5pb.Games(MAGES.)
脚本/赤松義正
脚本監修/祁答院慎
配給/ツインピークス・キャンター
公式HP
7月30日(土)シネリーブル池袋、立川シネマシティほか全国順次ロードショー&『niconico』ネットシネマ公開
(C)2016 Team GrisGris/MAGES./5pb./ 映画「コープスパーティー Book of Shadows」製作委員会
PROFILE
石川恋(いしかわ・れん)
1993年7月18日生まれ 栃木県出身
ベストセラー書籍「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」のカバーガールに起用され、話題に。DVD「初恋」、写真集「LOVE LETTERS」などグラビアでも人気。15年8月に「キリング・カリキュラム~人狼処刑ゲーム 序章~」で映画初出演を果たし、幅広いジャンルで活躍。8月5日から上演の舞台「海の家の物語」に出演する。
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取材・文/内埜さくら 撮影/おおえき寿一