File.24 日本プロ麻雀協会所属 大島麻美プロ
──大島プロは今24歳でプロになって2年。以前はどんな仕事を?
「大学卒業後、全国に支店がある証券会社で営業をしていました」
──え!? それっていわゆるエリートコースにいたってことですか?
「ですかねえ。新入社員だった頃に残業代を入れて手取り26万ぐらいもらってましたし、証券会社の社員は入社4年目に給料が飛躍的に上がると言われてますから。証券のお客さんは大好きやったんですけど、残業が多いし週4ぐらいで飲み会もあって、土日しか麻雀できないストレスが溜まって、会社を辞めるならプロになろうと思ったんです」
──ご両親に反対されたのでは。
「猛反対ですよ。『大学まで行かせて公務員に転職するならまだしも雀士って!』と。麻雀に対していいイメージを持っていない親に私、『ブラックちゃうねん!』と、泣きながら土下座して説得しました。結局、親が折れてくれたんですけど『なってもいいけど自立できることを証明しなさい』と言われて2年前から一人暮らしを始めました」
──大島プロをそこまで夢中にさせた麻雀の魅力って何ですか?
「負けず嫌いな性格が向いてるんでしょうね。勝ったら楽しくて続けたくなるし、負けたら悔しいからやめられない。ルームシェアをしてた先輩の家で『あんたもやりなよ』と混ぜてもらったのが初めてでしたけど、ビギナーズラックで上がれたのがすごく楽しかったんです。その日からは何人か集まれば毎晩、麻雀をしてました。意外と周りに麻雀をやる人が多かったんです」
──念願叶ってなった職業としての麻雀プロの仕事はいかがですか。
「今は雀荘のバイトとゲスト半々で生計を立ててるから完全にプロとして自立してる状態とは違いますけど、会社を辞めたことは後悔してません。もともと人と接する仕事が好きやけど、証券会社と麻雀店は売る商品が違うだけですから。証券会社の扱う商品が証券なら、麻雀店に来るお客さんは勝負を買いに来てるんですよね。自分の頑張り次第で給料が上がるのは2つとも同じだから、だったら私は勝負を売っていたほうが楽しいです」
──プロならリーグ戦に出場する権利も得られますからね。
「でも今年の新人王戦は敗れちゃったんですよねえ。プロ5年目までは出場できるからこのタイトルを獲るのが目標の1つでもあるんですけど、 自分らしい麻雀ができひんかった。東京での試合は交通費も宿泊費もかかるから、『このツモ、他の人より何倍も金かかってんねん! 1000円ぐらいじゃすまへん!』って毎回、気合いを入れてるんですけど」
──あはは! 試合前にはゲン担ぎもするのでしょうか。
「リーグ戦の時はシロップだけを入れたアイスティーを飲みます。今、女流雀王戦(※1)はBリーグなんですけど、ゲン担ぎしながら1年以内のAリーグ昇格を目指してます」
──男性ファンも多いので最後に恋愛観も。好みのタイプは?
「基本、年下NGで年上が好きなんです。で、私の言うことやることに従ってくれてアシストしてくれる人がいいですね」
──引っ張りたいタイプなんですね。
「ですね。ヒトラーって呼ばれたこともあるぐらいですから(笑)大島独裁政治に埋もれてくれる、草食系の人なら最高ですね」
(※1)女流雀王戦…1年をかけてリーグ昇降級を争うリーグ戦であり、協会の最高峰タイトル。
PROFILE
大島麻美(おおしま・あさみ)
1992年2月14日兵庫県生まれ。趣味は麻雀と旅行。
公式Twitter
大島プロが東京でゲスト来店するお店はココ!
フリーマージャン スリーファイブGO55 新宿店
〒160-0021
東京都新宿区歌舞伎町1-17-5 第二安田ビル2階
TEL:03-3203-3305
営業時間:午前10:00〜
JR新宿駅東口から徒歩5分
公式HP
※勤務曜日と時間は要問い合わせ。 大島プロのブログやツイッターでも確認できます。
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取材・文/内埜さくら 撮影/花井智子