プロレスは私の特技であり武器!最終的には役者1本で食べていきたい!!
役者業の他にも女子プロレス団体Beginningに所属しプロレスラーとして活動中。また、グラビア活動も行い、プロ野球漫画『グラゼニ』をPRする“グラゼニ女子”にも任命され、多岐にわたる仕事をしているのが、今回登場して頂いた日里麻美さん。「迷走しているように見られますが(笑)違います」と語る、彼女が芸能界でトップを掴むための作戦とは――。
今目指しているのはグラビアから出発し役者になった小池栄子さん
──芸能活動をする以前は岡山でイルカの調教師をしていたそうですが、目指した動機は。
「小さい頃からイルカが大好きで、ふれあい施設に遊びに行った後に、『研修からでもいいから募集していませんか?』と軽い気持ちで問い合わせたら運良く入れてもらえたんです。実は当時、インディーズでもいいからいつか自分がデザインした洋服を作りたくて服飾の専門学校に通っていたんですけど、どうしてもイルカと接する仕事がしたくて。だから専門に通いつつ働いていました」
──念願の職に就いたのに上京した理由は?
「ずっと働くつもりだったのに、施設が閉館しちゃったんです。私の地元の友だちにも存在を知らないコがいるほどだったから、宣伝が上手じゃなかったんでしょうね。それで、次は何をやりたいかと考えた時、小さい頃は役者になりかったことを思い出して、学校を卒業してから上京しました。昔、映画のメイキングを観ながらよく思ってたんですよね。『私、どうしてここにいるんだろう。あの場所に入りたい!』って」
──ですが、叶うか分からない夢を追って単身上京するのは勇気が必要だったのでは。
「姉と兄も県外に出ているから、働くために実家を出ることは私の中で自然な流れだったんです。それに東京には父方の祖母が住んでいて、上京してから今もお世話になってるから親も安心してくれていますし。今は月1万円しか払えていないから、早く恩返ししたいですね」
──それは頑張らないと。では実際に役者の仕事をしてみて、いかがですか。
「厳しい世界だと知ってはいましたけど、テレビに出ている脇役の役者さんですらバイトをしてる人もいると聞いた時は、考えが甘かったと痛感しました。役者1本で食べていける人なんて一握りしかいないのが現実だと、以前いた小劇場時代にも学んではいたんですけどね。仲間を見ていると、『もともとの夢は小劇場のトップじゃなかったはず』だとか『この人たちは現状で満足しているのかな』とつい考えちゃうんですよ。だから、あの場所にいたら自分も埋没してしまう気がして離脱を決めたちょうどそのタイミングで、今所属している女子プロ団体のプロデューサーにスカウトされたんです」
──役者を目指しているのにプロレスは葛藤があったのでは?
「めちゃくちゃあって、だから飲み会の場で2時間口説かれてもその日は『やりたくありません』とお断りしたんです。そうしたら、『練習だけでも見に来い』と言われて行ったら、舞台で共演した女の子が数人いて。知り合いがいて安心したのもあったし、プロデューサーの『ここにいるみんなは武器がないから、探し出そうと思ってる』という言葉にも胸を打たれて始めることにしました。だから私にとってプロレスは、特技であり武器なんです。もちろん、本業の方に失礼のないよう、しっかりと練習はしていますけど」
──その他グラビア活動もしていますよね。
「知名度を上げて、役者になるための通過点だと考えています。求めてくれる人がいるからこそできるお仕事ですけど、自分の胸のボリューム的に、グラビアから出発して今は大きな賞を頂いている小池栄子さんを目指しているんです。そこから役者だけで食べていけるようになって、余貴美子さんのような役者になることが最終的な目標ですね!」
PROFILE
日里麻美(ひさと・あさみ)
岡山でイルカの調教師をしていたが、満を持して上京し、役者&Beginning所属の女子プロレスラーとして活動。また、漫画「グラゼニ」公式応援PR大使“グラゼニ女子”や「ミス東スポ2017」候補生、雑誌グラビアなどマルチに活躍。7月18日に新木場1stRINGにて開催される「Beginning Act8」に出場。8月9日から上演の舞台「従軍看護婦~女たちの戦場~」に出演する。
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日里麻美(ひさと・あさみ)
岡山でイルカの調教師をしていたが、満を持して上京し、役者&Beginning所属の女子プロレスラーとして活動。また、漫画「グラゼニ」公式応援PR大使“グラゼニ女子”や「ミス東スポ2017」候補生、雑誌グラビアなどマルチに活躍。7月18日に新木場1stRINGにて開催される「Beginning Act8」に出場。8月9日から上演の舞台「従軍看護婦~女たちの戦場~」に出演する。
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