「ファンの方々が友達に1人ずつこのDVDを広めていってくれたら、もっとファン層が増えるんやろうなと。そのためのいい名刺代わりになるんじゃないかと」（東）

「１本目を買った人は、この２本目を棚に入れるといい感じになると思うんです。このＤＶＤを含めて買い続けて頂けたら、最後は『ドラゴンボール』を全巻集めた時のようになります！」（森田）

13年10月に個人事務所「株式会社ザ・森東」を設立後、精力的にライブ活動を続けているお笑いコンビさらば青春の光が2枚目の単独LIVE DVD『真っ二つ』をリリース。DVDの話からライブチケット完売を記念して開催されたトークライブ「ええすたじお〜おまえ過去何してた？」まで話が広がり、最後は意外な展開に…!?
──コントのネタは森田さんが考えているんですよね？
森田哲矢（以下、森）「基本的なベースは僕が考えています。東ブクロは携帯をいじっているか寝ているかのどちらかです。ネタ合わせの最中、２〜３回は携帯の充電をしますからね。世にあるサイトを全部見ているんじゃないかっていう」

──ネタ作りに詰まることは。
森「ないフリしてますけど、ありますよ。気ぃが狂いそうになることもあります。でコイツに『何か設定ない？』と聞くと出してくるんですよ。僕が長時間、気ぃ狂ってるのを黙って見てるのに、聞くといいのを出してくるんです。今回のＤＶＤだと『画廊』がそうでした」

東ブクロ（以下、東）「僕も考えてはおるんですよ。『このネタじゃどうもならんかぁ』と思って言うと『やってみるか』となるだけで」

森「常に何かストックは置いてあるんです。困ったら打てばいい。僕、東口の脳みそは無尽蔵の引き出しやと捉えているんです」

──いいコンビだからこそ今回のライブも大成功だったかと。チケット完売を記念して急きょ開催したトークライブ「ええすたじお〜おまえ過去何してた？」ではどんな話を？
森「そのライブ内容に触れてくれたの、ドカントさんだけですよ！東ブクロの同級生をコイツが僕に紹介して、僕のツレは僕が東ブクロに紹介したんです。でも、東ブクロのエピソードが驚くほど出てこなくて、居酒屋代だけ奢って帰りました」

東「言うてもこっちは小中一緒のヤツを紹介したし遊んでもきてたのに、アイツらは僕のことを覚えていない。僕の記憶が不確かなのか、アイツらが脳内から僕を消去したのか…」

森「すっごい一方通行でしたよ。結果、コイツの従兄弟でファイヤーサンダーっていうお笑いコンビの藤田（崇之）くんの姉ちゃんが小中高とコイツと同級生やから電話で話を聞いたんです。そうしたら姉ちゃんがすごい熱量でコイツをボロカス言うていう。『世の中で出会った男の中で底辺の人間です』と言うてました」

──あはは（笑）森田さんの過去は？
東「紹介された４人の友達みんな物腰は柔らかいんですけど、見た目は全員『８Ｍｉｌｅ』（アメリカのヒップホップＭＣエミネムの半自伝的な映画）な感じなんです」

森「〝絵〟が好きなコたちなんです」

東「〝絵〟って！（笑）でもコイツ、 友達に童貞をいつ捨てたかも言ってなかったんですよ」

森「言ったよ！20歳の時って。僕、言いたくてファミレスに呼び出しましたから。遅咲きだと性癖が歪むんでしょうね。だから今、風俗が好きなんだと思います。後半に伸びしろがあるというか、取り返そうとするんです、〝性春〟を」

──東ブクロさんは大学卒業後すぐ芸人になりましたが、森田さんは24歳でこの世界に。それまでの仕事歴は？
森「高校を卒業してから24歳ぐらいまでほぼフリーターでした。アホほどバイトを変えましたよ。駄菓子屋、米屋、弁当屋、競馬新聞の配達、ボーリング場、パチンコ台の解体、カーペットの配送、パチンコ屋の店員。未来が見えてないからフリーターをしていたんです。当時は僕、ギャンブルが好きで同級生から１００万円借りてましたし。 芸人になってからは一人暮らしをしているのにバイトをしていなかったんで、消費者金融から家賃代を借りる生活でした。クズでしたね」

──東ブクロさんは同志社大学卒という高学歴を活かすつもりは…？
東「それは、親が一番聞きたいでしょね。僕、大学にはたまたま入れただけやったんで。でも、大学のヤツらもそれほど学歴関係ない会社で働いてたりするんで。今は中卒で社長になる人もいるから、関係ないやろなぁ、とは思いますけどね。だって（ザ・森東は）コイツが社長ですよ」

森「今でも会社が存続しているのは敏腕社長の僕の手腕ですけどねえ」

──芸人になってよかったですか？
森「まだそこまでは言えないですね。もっとお金が稼げて、誰もが知ってる芸人になれたら言えますけど。楽しいですけどね。平日の昼間に銭湯で湯船に入ってる時は特に」

東「初めてテレビに出た時は芸人になってよかったと思いましたけど、今はそんな感覚がないんですね。月収1000万を超えるぐらいじゃないと思えないでしょうね。今は不安のほうが大きいですし」

森「年収、億が目標ですね」

──目標を叶えるためにも、改めてＤＶＤのＰＲをお願いします。
東「毎回言うことなんですけど前回よりは良い作品を、という目標を今回もクリアできていると思います。前作の『会心の一撃』よりは確実に出来はいいし、観やすいかな、と。加えて、いろんな世代の方々に楽しんで頂ける内容になっていると僕ら自身は思っているんです。ファンの方々が友達に１人ずつこのＤＶＤを広めていってくれたら、もっとファン層が増えるんやろうなと思っているので、そのためのいい名刺代わりになるんじゃないかと」

──本作の取材は、今日は３本目でしたっけ？同じＰＲを何度もさせてスミマセン……。
森「あはははははは!!」

東「そんな言い慣れてました？」

森「あはははははは!!めちゃくちゃ見抜かれてるやんけ！じゃあ前のインタビューとは違うこと言います。買わなくてもいいっスよ、別に（笑）買いたい人だけ買って下さい。コレ今日初めて言いました。あと、１本目を買った人は、この２本目を棚に入れるといい感じになると思うんですよ」

東「それ、僕が言うたわ！（笑）」

森「じゃあ、このＤＶＤを含めて買い続けて頂けたら、最後は『ドラゴンボール』を全巻集めた時のようになります、と言っておきます」