File.25 日本プロ麻雀協会所属 上野あいみプロ
──女流プロになる以前はお笑い芸人をしていたんですよね。
「当時は人前に出たいというざっくりした感じでタレントを目指してたんですけど、大学1年生の頃相方に誘われて5〜6年、してましたね。ただ、女性が下ネタを言うと観客に引かれて苦しい部分はありました」
──芸人は大ブレイクしない限り生活も苦しいと聞きますが。
「そのとおりです。私が所属していた事務所はライブに出てもギャラがもらえないから、常にバイトを2〜3個掛け持ちしてました。渋谷にあるラブホテルの清掃は、深夜で時給が1500円と高いせいか、バイトには私と同じ芸人さんが何人かいました。パチンコ屋でも働きましたし、時給がよくてシフトの融通が利くバイトを探した結果、麻雀店のウエイトレスに辿り着いたんです。その縁でプロになろうと思いました」
──当時、芸人の仕事は?
「相方と解散していて、ピンで芸人を続けるつもりはなかったんですよ。ネタはもちろん、何もかも相方に頼りきりのコンビでしたから。事務所がタレントとして契約してくれてはいたんですけど、フリーの麻雀プロとして活動するほうが自分には向いていると判断しました」
──フリーを選択した理由は。
「事務所に所属していると宣伝ができなかったりニコ生に出られなかったりと、制約があって身動きが取りづらかったからです。それに、タレント兼麻雀プロじゃなく純粋に麻雀プロになれば、常にお店でお客さんとコミュニケーションを図ることができます。私、人見知りだからお客さんに話しかけられるとうれしいんです。お客さんとの交流が深まるとお店での居心地もよくなって、自分の居場所はココだと感じられるようになるので、それなら麻雀プロ1本かなと」
──麻雀は勝負の世界ですが、以前から勝負事は好きでしたか?
「好きでしたねえ。大学1年のお正月に女友達と初めてパチンコに行ったんですよ。そうしたらビギナーズラックで当たりまくって、物真似を披露するショーパブのバイトをその日のうちに辞めるほどハマりましたから。結局勝ち続けることはできなくてバイトに出戻りましたけど」
──あはは! ところで上野プロはルックスがかなり可愛いですが…。
「きゃーっ! うれしいです!! 私が芸人だった頃は女性が少なくて、〝可愛すぎる女芸人〟と言われたこともあったのに、女流プロは可愛いコばかりだから実力で頑張っていくしかないと思っていたのに!」
──いや本当に可愛いですよ。でもウィキペディアにはある情報が。
「あれ、ちょっと盛られてますけど小4の時、初恋の男の子のリコーダーを舐めたのは本当です。バレンタインのチョコを舐めたのも本当です。でも今度好きな人ができたら、チョコは舐めずに渡そうと思います」
──(笑)好きなタイプの男性は。
「溝端淳平さんのようなイケメンです!(キッパリ)顔がよければ何でも許せるような気がするんですよ。でも見返りは求めますけど」
──元芸人だけあってトークが冴えてますね。麻雀では夕刊フジ杯の麻雀女王になって無敵じゃないですか。
「そう、私、女王様です! でもタイトルはあくまでもきっかけで、これからが勝負だと考えています。夕刊フジ杯の時、会場に着くまで『トップ獲る!』『優勝!』と口に出してつぶやいてたら本当に優勝できたんです。独り言を言うのは怪しいからマスクで隠してブツブツ言ってたんですけど、そういえばあれ以来調子がよくないかも…。新しいゲン担ぎを考えないと(笑)」
PROFILE
上野あいみ(うえの・あいみ)
1987年11月27日千葉県生まれ。趣味はパチンコ、パチスロ、競輪。特技はキックボクシング。第9期夕刊フジ杯麻雀女王。会いに行ける麻雀アイドル「More」メンバーとしても活動中。
公式Twitter
上野プロと会えるお店はココ!
麻雀 BULL(ブル)中野店
〒164-0001
東京都中野区中野5−63—1 サンメイトビル3F
TEL:03-3387-5506
年中無休
JR中野駅北口徒歩1分
公式HP
※勤務曜日と時間は要問い合わせ。上野プロのブログやツイッターでも確認できます。
上野あいみ(うえの・あいみ)
1987年11月27日千葉県生まれ。趣味はパチンコ、パチスロ、競輪。特技はキックボクシング。第9期夕刊フジ杯麻雀女王。会いに行ける麻雀アイドル「More」メンバーとしても活動中。
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取材・文/内埜さくら 撮影/花井智子