80年代に人気を博した伝説のキング・オブ・エロエロ漫画『やるっきゃ騎士（ナイト）』がまさかの実写化！　ヒロインの“女尊男卑”を掲げる自治クラブ会長・美崎静香を演じたのが、「non-no」モデルでもある遠藤新菜ちゃんだ。劇中では男性の頭を胸の谷間に抱え込んでプロレス技をかけたり、キワドイ水着で驚かせてくれたりとエッチに大奮闘。今回は作品にまつわるマル秘エピソードを語って頂きましょう！　意外とシャイな恋愛観も暴露します。
──作品を観ましたが水着姿、セクシーでした！
「少しお尻が見えてましたもんね（笑）いくつか候補があったんですけど、普通のビキニよりお腹に布があったほうがセクシーかなと思って選んだんです。でも、思ったよりお尻の露出が激しいから監督に確認したら、『美崎静香は胸じゃなくお尻推しだからそれでいいです！』と言われて、私も納得しました」

──遠藤さんは以前、汚れ役もラブシーンも抵抗がない、という話をされてますよね。
「作品の中では役として生きているので、役に自分の身体を貸してあげることで、役が活かせるならそれでいいって考えてます。それに今回、ボディー面でのセクシー担当は、星チカコ（柳英里紗）に任せてますから（笑）少女本来が持つ爽やかなエロスに私…ゾクゾクしましたもん。特に、アレクサンダー大塚さんが演じた、嵐先生とのシーン」

──確かに。加えて遠藤さんと柳さんの入浴シーンも、観客はドキドキしそうです。
「あの入浴シーンは、英里紗の懐の深さがなければ成立しなかったと思ってます。共通の知り合いがいてもともと面識はあったんですけど、ここまで長く一緒の時間を過ごしたのは今回が初めてなんですね。彼女はすごくオープンな性格で、私の４つ年上なのに『敬語はいらないよ』と言ってくれて即、距離をグッと縮めてくれたんです。だから入浴シーンを撮影する時は、お互いにカラダのどこを触っても大丈夫ぐらいの関係性を築くこともできました。逆に２人の距離が近すぎて、ご覧になるみなさんは『この後、何かあるんじゃないか』っていう妄想をかき立てられるかもしれませんね」

──遠藤さんが演じた静香はセクシーながらもどこか可愛らしい女の子という印象でした。
「静香ってとにかく上品で気が強くて男子が嫌いなキャラクターなんですけど、根本は夢見るピュアな女の子なんです。だから、中村（倫介）さんが演じた（誠）豪介にアプローチをされても、恥ずかしさからツンデレになってしまう。そういう静香を卑屈に見せたくなくて、愛嬌とチャーミングな一面を出せるように意識はしました」

──静香とご自身の恋愛観は似ていますか？
「恥ずかしさから素っ気なくしちゃうところは似てますね。好きな人の前だとシャイな自分をごまかすために、大人ぶってしまうんですよ。だから英里紗のように最初から堂々と近寄ってくれたら素直になれます。英里紗が彼氏ならいいのに（笑）」

──シャイでも美人ですから、幼い頃からモテたのでは？
「幼い頃は父の仕事の都合で転校することが多かったから、学校になじむだけで精一杯だったんです。ハーフって、良くも悪くも目立ちますから。そういえば小学校の頃、映画のようにスカートめくりをするコ、クラスに１人はいましたね。男の子本人がパンツ１枚になってスカートをめくっているのを見たこともあります（笑）でもめくられてる女の子って、本気で嫌がってはいないんですよね。それを見て『女って大人だな』と思った記憶があります」

──改めて映画のＰＲを。
「リアルタイムで原作を読んで衝撃を受けた方は、漫画だからこその夢を持っていらっしゃると思うんですね。だから私が静香を演じることに賛否両論あるとは思うんですけど、すべてを出し切って演じたので、受け入れて頂けたらうれしいです。あと、誰も脱いでないのになぜかエッチで随所で笑えるコメディーなので、みなさんも劇場でニヤニヤしながら観て下さい」