「敵を許すというのが映画のテーマで“ゆいまーる”という助け合いの精神も 描かれているから、観ると気持ちが温かくなります。見どころばっかりです！」

沖縄で爆発的人気を誇るヒーロー番組が「琉神マブヤー　THE MOVIE 七つのマブイ」として映画化され、来年１月から全国公開される。主演に抜擢された山田親太朗さんに、作品の魅力や撮影裏話について語って頂きました～!!
　10月末に先行公開された沖縄では初動２日間の動員が沖縄での実写邦画史上最多を記録。沖縄で大ヒット中の戦隊ヒーロー「琉神マブヤー」の劇場版に主演、ウルマ／琉神マブヤー役を演じた山田親太朗さんにインタビュー。

──山田さんが主演した映画「琉神マブヤー　THE MOVIE 七つのマブイ」が来年１月７日に全国公開されますね。監督から直々に、主演の指名をもらったと聞きました。
「初めて会った時に『親太朗くんしかいない！』と言われたんですけど、20代でバラエティを経験している沖縄出身の男性って、僕ぐらいしか思い浮かばなかったからじゃないかと（笑）。この映画、バラエティの要素も強いですからね」

──琉神マブヤーは、沖縄のご当地ヒーローですよね。
「そうなんですよ。ドラマ版でマブヤーを演じた人が友人だったので、みんなに恥じないようにやったつもりです。沖縄でこの映画を先行上映したんですけど、なんと邦画史上、最高の動員数を記録したんですよ！　すごくうれしいです」

──本作の撮影で思い出深い出来事は。
「ゴリさんやＩＳＳＡさんとか、出演陣みんな知り合いが大勢出演していたから撮影が終わると毎晩、修学旅行状態。みんなでワイワイガヤガヤ、楽しく朝までご飯を食べて飲んでいたら、４キロも太りました（笑）。撮影期間の１ヶ月間はホテルに泊まっていたんですけど、部屋にベッドが２つあって、毎晩どっちで寝るか選ぶのもちょっとした楽しみでしたね」

──劇中での琉神マブヤー用語は、沖縄出身者以外の人には目新しいですよね。例えば戦闘時のキメ文句で出てくる「たっぴらかす」とか。
「パンフレットには『叩きつぶす』という意味だと書いてあるんですけど、それよりは大阪弁の“しばく”に近いイメージですね。僕が言ってもまったく、怖くないと思いますが…」

──完成作品を観た感想はいかが でしたか？。
「もうちょっと上手にできたらよかった、というのが正直な気持ちですね。特に、変身シーンの自分のあの真顔…恥ずかしくて、いまだに直視できないです。あと、映画を観て改めて感じたのは、（ハブデービル役の）ゴリさんなしではこの映画は成立しないんだなってことですね。友情出演して頂いた仲間由紀恵さんに、もし次回作が制作されることになったら、もっと出てもらいたい…と監督が言っていました。今回もありがたいことに、いろんな場面で出て頂いていますけどね」

──山田さんが解説する作品の見どころを。
「敵を許すというのが映画のテーマで“ゆいまーる”という沖縄の人たちが大切にする助け合いの精神も描かれているから、観ると気持ちが温かくなります。沖縄独特の言葉の意味が分からなくても楽しめますし、オール沖縄ロケだからキレイな景色が楽しめるし、見どころばっかりです！　僕がしゃべるシーンはゆっくりだから飽きちゃうかもしれませんが（笑）ほかのシーンは観ていて飽きませんよ！」

──もし次回作が制作されることになったら、ロケ地にして欲しい候補地はありますか？
「沖縄に50軒ぐらいスナックが密集した場所があるんですけど、どの店も経営してるのがおばあちゃんばっかりなんですよ。あそこをロケ地にしてヒーローの相談役とかにしたら、面白いかもしれないですね（笑）」

──山田さんの私生活についても聞かせて下さい。
「プライベートの話ですか？　今、16歳になる弟と一緒に暮らしていて、弟が掃除も洗濯もやらないから、毎日怒りっぱなしですよ。それでもかわいいですけどね。その弟が小６の頃、僕がバイクで学校に送っていた時はママたちから、『若いパパがいる』と噂になったこともありました」

──最後に今後の抱負を。
「芸人さんが好きだから、10分程度の笑えるショートムービーを撮ってみたいです。２案考えていて、どちらにするか考え中です。変わらずバラエティ番組にも出続けたいけど、裏方にも興味がありますね」