「部活ノリっぽい現場の雰囲気が映画に滲み出ていて、個人的に大好きな仕上がり。ドリフトと聞いても敬遠せず、女の子も観て下さいね!」
「仮面ライダーW」で仮面ライダーアクセル=照井竜を演じブレイクした木ノ本嶺浩さんの初主演映画「ガクドリ」が絶賛公開中! 実際に日光で開催された全日本学生ドリフト王座決定戦=学ドリで撮影されたため、臨場感たっぷりの仕上がり。女性も楽しめるという作品の見どころに迫ります!!
車好きと青春群像劇好きの両者が楽しめる映画です!
──木ノ本さんの初主演映画『ガクドリ』が公開中ですね。完成作を観た感想をお願いします。「今までにない新しい感覚を得られる映画だな、と思いました。映像に載る音楽が、たとえば悲しいシーンでもピアノ伴奏だけではなくて、メロディーも付いているとかが新鮮で。青春ドラマがメインですけど、それだけだと重くなりがちなところに車のシーンも入るから、青春もの好きな方とクルマ好きな方、両方に楽しんで頂けそうです」
──劇中で演じた佐藤マサキ役とご自身の共通点は。
「それが、ほとんどなかったんですよね。マサキは相手と自己紹介をし合ったら友だちで接するようなノリの軽さを持ってますけど、僕は人見知りで2〜3回会わないと心を開けないし。マサキのように、一目惚れの経験もないんですよ。時間をかけて好きになるタイプなので。今回は、自分とは真逆だからこそ演じていて面白かったし、憧れを抱くこともありました」
──監督からのアドバイスは?
「監督とは撮影前に『愛されるキャラを作ろう!』と話し合ったので、そこを意識しつつ演じました。自分でできることとしては、今回に限らず毎回なのですが、台本に忠実に。現場に入る前にしっかりと考える。この2つがモットーです」
部活ノリな現場の雰囲気が出て女の子にもオススメ
──作品の軸にもなっているドリフトですが、撮影前からこの走行のことは知っていましたか。「知っていたんですけど実際に接してみると、意外とお金がかかるんだな、と。だから、『お金がないならないなりに』という劇中の台詞は頷ける部分がありました。モータースポーツの中では異種格闘技的な要素を持ち合わせているからこそ、熱中する人が多いんだなとも実感しましたね」
──では、木ノ本さんが仕事以外でブログには書いていないけど夢中になっていることは?
「わっ意地悪な質問(笑)。えーっと、何でしょう…あ、実は僕、意外とゲーマーです。小さい頃から車のゲームが大好きでグランツーリスモをやりたいがためにPS3を買いましたから。だから劇中に出てくる車を直接見ながら、『ゲームでやったなぁ』と、現場では密かに興奮していました」
──見どころを教えて下さい。
「これまで1年間、特撮作品でクールな役を演じてきたんですけど、今回は底抜けに明るい相対するキャラを演じたので、ギャップに注目してもらいたいです。部活ノリっぽい現場の和やかな雰囲気も映画に滲み出ていて、個人的にも大好きな仕上がりです。女の子同士の友情も描かれているから、ドリフトと聞いても敬遠せず、女の子もぜひ観て下さいね!」
35〜40歳までに役者として木ノ本嶺浩を確立させたい
──木ノ本さんにとって、演じることの魅力とは?「演じている瞬間だけは、自分じゃなくなるところが魅力ですね。自分のこと、嫌いなワケではないんですけど。役者業って、僕の天職だと思っています」
──天職! 素晴らしい! ストレスも溜まらないですか?
「好きな仕事をしていても、フラストレーションは溜まりますよ。そういう時は、同業の仲間と酒を飲みに行きます。で、仕事について語らう。結局、演技のことばかり考えていますけど(笑)、それが一番のストレス解消法なんです」
──最後に今後の目標を!
「他の誰かを目標にするんじゃなく、“木ノ本嶺浩”を確立したいです。この作業、難しいからこそやり甲斐があるんですよね、きっと。35〜40歳までにそうできたらうれしいです」
INFORMATION
■映画『ガクドリ』
【STORY&INFO】
赤城山大学入学を控えた佐藤マサキ(木ノ本嶺浩)が一目惚れした自動車教習所の教官・菜々子(杉本有美)は偶然にも赤大の卒業生。入学したマサキは菜々子に近づくのを目的に、菜々子が在籍していた自動車部へと入部する。車のことなどろくに知らないマサキだったが “ドリフト”の魅力を知り、トリコに…。金に糸目をかけずに車のチューンナップを繰り返すお坊ちゃん学生の速水俊足(加藤和樹)は「興味はない」とうそぶいているが、実は昨年の全日本学生ドリフト王座決定戦=学ドリの書類選考に落ちたことを気にしている。ある出来事をきっかけに自分の原点を思い出した速水はもう一度、学ドリ出場を目指す…。キャバクラ嬢のバイトで金を稼いで車につぎ込む女子大生・莉香(三浦葵)は「女にしかできないドリフト」を目指して日々の努力を欠かさない“ドリギャル”。だが学ドリ出場を前に、莉香を予想外の事態が襲う…。愛車も境遇も違う大学生ドリフターたち。ドライバーだけでなく、彼ら彼女たちを支える人々の想いも乗せて今、大会の幕が開く!
【CAST&STAFF】
出演/木ノ本嶺浩・加藤和樹・三浦葵・佐々木喜英・菊田大輔・春日由輝・おおつか麗衣・大沢逸美・杉本有美・村野武範(特別出演)・嶋大輔(特別出演)・高知東生
監督/江良圭
脚本/百目鬼夏男・大橋陽一郎
監修/川崎隆介(ドリフト天国)
宣伝/Thanks Lab.
製作/ガクドリ製作委員会
配給/東映ビデオ
http://gakudori-movie.com/
池袋シネマロサほか全国公開中
(C) 「ガクドリ」製作委員会
PROFILE
木ノ本嶺浩(きのもと・みねひろ)
1989年11月22日生まれ 滋賀県出身
第19回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにて審査員特別賞を受賞後、テレビ朝日系「仮面ライダーW」で照井竜/仮面ライダーアクセル役でブレイク。テレビドラマや映画などで活躍。本作で映画初主演を務める。主な出演作は映画「仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイド MOVIE 大戦 2010」「仮面ライダーW FOREVER AtoZ /運命のガイアメモリ」、ドラマ「貧乏男子ボンビーメン」「太陽と海の教室」。公開待機作に「Abed〜二十歳の恋」「メサイア 警備局特別公安五係」などがある。DVD&Blu-ray「仮面ライダーW RETURNS 仮面ライダーアクセル」は4月21日発売。また、4月20日にワニブックスから「木ノ本嶺浩1st写真集」が発売される。
公式ブログ
■映画『ガクドリ』
【STORY&INFO】
赤城山大学入学を控えた佐藤マサキ(木ノ本嶺浩)が一目惚れした自動車教習所の教官・菜々子(杉本有美)は偶然にも赤大の卒業生。入学したマサキは菜々子に近づくのを目的に、菜々子が在籍していた自動車部へと入部する。車のことなどろくに知らないマサキだったが “ドリフト”の魅力を知り、トリコに…。金に糸目をかけずに車のチューンナップを繰り返すお坊ちゃん学生の速水俊足(加藤和樹)は「興味はない」とうそぶいているが、実は昨年の全日本学生ドリフト王座決定戦=学ドリの書類選考に落ちたことを気にしている。ある出来事をきっかけに自分の原点を思い出した速水はもう一度、学ドリ出場を目指す…。キャバクラ嬢のバイトで金を稼いで車につぎ込む女子大生・莉香(三浦葵)は「女にしかできないドリフト」を目指して日々の努力を欠かさない“ドリギャル”。だが学ドリ出場を前に、莉香を予想外の事態が襲う…。愛車も境遇も違う大学生ドリフターたち。ドライバーだけでなく、彼ら彼女たちを支える人々の想いも乗せて今、大会の幕が開く!
【CAST&STAFF】
出演/木ノ本嶺浩・加藤和樹・三浦葵・佐々木喜英・菊田大輔・春日由輝・おおつか麗衣・大沢逸美・杉本有美・村野武範(特別出演)・嶋大輔(特別出演)・高知東生
監督/江良圭
脚本/百目鬼夏男・大橋陽一郎
監修/川崎隆介(ドリフト天国)
宣伝/Thanks Lab.
製作/ガクドリ製作委員会
配給/東映ビデオ
http://gakudori-movie.com/
池袋シネマロサほか全国公開中
(C) 「ガクドリ」製作委員会
PROFILE
木ノ本嶺浩(きのもと・みねひろ)
1989年11月22日生まれ 滋賀県出身
第19回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにて審査員特別賞を受賞後、テレビ朝日系「仮面ライダーW」で照井竜/仮面ライダーアクセル役でブレイク。テレビドラマや映画などで活躍。本作で映画初主演を務める。主な出演作は映画「仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイド MOVIE 大戦 2010」「仮面ライダーW FOREVER AtoZ /運命のガイアメモリ」、ドラマ「貧乏男子ボンビーメン」「太陽と海の教室」。公開待機作に「Abed〜二十歳の恋」「メサイア 警備局特別公安五係」などがある。DVD&Blu-ray「仮面ライダーW RETURNS 仮面ライダーアクセル」は4月21日発売。また、4月20日にワニブックスから「木ノ本嶺浩1st写真集」が発売される。
公式ブログ
取材・文/内埜さくら 撮影/おおえき寿一 ヘア&メイク/江口洋樹(コンディショングリーン) スタイリスト/吉田ナオキ