THE INFORMER/三秒間の死角
自分を取り巻くすべての組織から命を狙われる
絶体絶命の情報屋が脱出をかけた死角とは英国推理作家協会賞、スウェーデン最優秀犯罪小説賞というミステリー界の権威ある賞に輝いた「三秒間の死角」。このベストセラー小説を、キアヌ・リーブスを再ブレイクさせた『ジョン・ウィック』シリーズのプロデューサーが映画化した。
主役のピート役には、大ヒットSFアクションのリブート版『ロボコップ』の主演を演じ注目された、スウェーデン出身のジョエル・キナマン。ピートに指示を与えるFBI捜査官ウィルコックスには、『ゴーン・ガール』でアカデミー賞R、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされたロザムンド・パイク。実力派俳優たちが緊迫した麻薬取引の裏側をリアルに演じ抜いた。
FBIの情報屋ピートは、最後の任務を控えていた。潜入先の麻薬組織のボス“将軍”の取引現場にFBIの捜査官を導き、組織を一気に壊滅させるのだ。ところが、思いもよらない出来事によりNY市警の警官が射殺され、作戦は中止に。さらに将軍はピートに、刑務所内部の麻薬取引を仕切れと命令する。断れば愛する妻子の命が危ない。一方、FBIも刑務所内の取引で将軍を葬ろうと計画する。
やむなく刑務所に入り、麻薬組織を立ち上げるピート。一方、殺された警官の上司が、執念の捜査からピートにたどり着く。そんな中、重大なトラブルから、ピートはFBIに切り捨てられ、マフィア、NY市警、刑務所の看守、囚人、自分を取り巻くすべての組織から命を狙われる。刑務所という強固な密室の中、周囲全員が己の命を獲りに来る敵という崖っぷちの状況下で、ピートは気づく。唯一逃げられる一瞬の死角があることに──。
11月29日より、TOHOシネマズ シャンテほか、全国ロードショー
【キャスト】ジョエル・キナマン、ロザムンド・パイク、コモン、 アナ・デ・アルマス、クライヴ・オーウェン
【スタッフ】監督・脚本/アンドレア・ディ・ステファノ
【その他】2019/イギリス・アメリカ・カナダ/1時間53分
公式HP
(c)Wild Wag films Productions 2018
i-新聞記者ドキュメント-
既存の社会派ドキュメンタリーと一線を画する
ジャーナリズムとは何かを問う社会派作品大ヒットを記録した『新聞記者』のプロデューサーが、私たちが生きる“今”と“メディアの正体”に警鐘を鳴らす。オウム真理教を題材にした『A』や、ゴーストライター騒動の『FAKE』などで知られる映画監督で作家の森達也監督が、東京新聞社会部記者・望月衣塑子の姿を通して、日本の報道の問題点、ジャーナリズムの地盤沈下、日本社会が抱える同調圧力や忖度の正体を暴きだす。
新宿ピカデリーほかにて全国公開中
【キャスト】望月衣塑子
【スタッフ】監督/森達也
【その他】2019/日本/2時間
公式HP
(c) 2019「i-新聞記者ドキュメント-」製作委員会
スーパーティーチャー 熱血格闘
香港に君臨するアクションスターが
初めて教師役を演じたハートフルストーリータックチー学園はここ数年、香港で学力最低の学校として、教育局から補助金を打ち切られる寸前になっていた。そんな中、アメリカ帰りのチャンが教師として雇われ、学級崩壊寸前の6Bの担任となる。中でも問題児の5人が授業を妨害して迷惑をかけていたが、チャンは彼らの個人記録を調べて家庭を訪問。チャン自身の経験とテクニックで彼らと向き合い、次第に信頼を得ていく。
シネマート新宿ほかにて全国順次公開中
【キャスト】ドニー・イェン、ジョー・チェン、ユー・カン、ドミニク・ラム
【スタッフ】監督/カム・カーワイ
【その他】2018/韓国・香港/1時間41分
(c) 2018 ZIP CINEMA, CJ ENM CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED
マイ・フーリッシュ・ハート
ジャズ界の孤高の天才チェット・ベイカーの
知られざる“最期の日々”を名曲と共に辿る1988年5月、アムステルダムに滞在中のチェット・ベイカーが、ホテルの窓から落下し死亡した。いち早く現場に駆けつけた地元の刑事ルーカスは、すぐさま捜査を開始。近しい人たちから話を聞いたルーカスは、チェットのずたずたに傷ついた心の闇に触れていく。やがてチェットがドラッグディーラーに借金返済を迫られていた事実も明らかになる中で、ルーカスがたどり着いた真実とは。
ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国順次公開中
【キャスト】スティーヴ・ウォール、ハイス・ナバー、レイモンド・ティリー
【スタッフ】監督・脚本/ロフル・ヴァン・アイク
【その他】2018/オランダ/1時間27分
公式HP