File.36 日本プロ麻雀協会所属 柚花ゆうり
──柚花プロは家族で麻雀を打ったのが最初だったそうですね。
「いとこを含めて私が一番年下で、みんなで打っている仲間に入れてほしくて親戚の叔父に教えてもらったんです。高校に入ってからは重宝されました。悪い先輩に呼ばれて麻雀三昧の生活を送っていたんですけど、麻雀ができる女子がいなかったので」
──…もしかして元ヤンキー?
「そう言われてみるとヤンキーの部類に入っていたんでしょうね」
──(笑)その後の麻雀人生は?
「18歳でキャバ嬢になって、貯めたお金で20歳の時に上京しました。東京に来た当日に住む家だけ決めて、働かずに毎日、雀荘巡りをしたんです。プロではない若い素人女子が1人で雀荘に来ること自体が珍しかったから、オジサマにチヤホヤされるのが楽しかったんですよね。店員さんも頻繁にサービス券をくれて、ゲーム代がかからずに打てる日も多かったですし。あの頃はボロボロに負けても楽しかったです」
──そこからプロになった経緯は。
「働かずに雀荘巡りして2ヶ月ぐらい経った時、気づいたら貯金が200万を切っていたんです。そろそろ働かないとマズイ! というタイミングで声をかけられて雀荘にバイトとして入り ました。麻雀が打てる上に賄いまで出るので、天職だなと思ったんです。その後代表に、『プロになれるんじゃない?』と乗せられて常勤プロになったんです」
──プロになってよかったですか?
「好きなことをして生きているな〜、という実感があります。私がプロになったのはたぶん、血なんです。私が幼稚園の時に亡くなった母も麻雀が大好きで、姉と私を親戚に預けて徹マンしていたらしいので(笑)」
──なるほど。ファンのために好きな男性のタイプもお聞きしたいです。
「優しくておおらかで私がワガママを言っても『いいよ』と聞いてくれる人がいいです。オジサマが大好きで10〜20歳年上でもかまわない…というか私、年下とおつき合いしたことがないんです。小さい頃に母を失くしていて仕事で忙しかった父に思う存分甘えられなかったから、パートナーに求めるんでしょうね」
──となると結婚願望は?
「明日にでもしたいほど今、最高潮に高まっています。本気で結婚したいから友達に誘われた合コンにも一度だけ参加したんです。でも、職業を聞かれて麻雀のプロだと答えたら理解してもらえませんでした…」
──麻雀をしない人はプロの存在を知らないですからね。女流プロあるあるですね。プロとしての目標は。
「30歳までに結果を残したいです。今は若くてかわいい女流プロが大勢いるから、実績がないと埋もれてしまうので。3年を切ったので焦りはありますけど、麻雀も人生も同じだと捉えているんです。気を緩めて守りに入ると負けるので、ハングリー精神を忘れずに闘っていきます!」
PROFILE
柚花ゆうり(ゆずか・ゆうり)
1990年6月24日新潟県生まれ。趣味はスノーボードと卓球。麻雀ブル エンプレストーナメント第2回&3回優勝。
公式Twitter
柚花プロと会えるお店はココ!
『麻雀 BULL(ブル)新宿店』
〒160-0021
東京都新宿区歌舞伎町1−17−2 小松ビル6F
JR新宿駅東口より徒歩3分
03-3203-4448
年中無休
※勤務曜日と時間は要問い合わせ。
柚花プロのブログやツイッターでも確認できます。
公式HP
柚花ゆうり(ゆずか・ゆうり)
1990年6月24日新潟県生まれ。趣味はスノーボードと卓球。麻雀ブル エンプレストーナメント第2回&3回優勝。
公式Twitter
柚花プロと会えるお店はココ!
『麻雀 BULL(ブル)新宿店』
〒160-0021
東京都新宿区歌舞伎町1−17−2 小松ビル6F
JR新宿駅東口より徒歩3分
03-3203-4448
年中無休
※勤務曜日と時間は要問い合わせ。
柚花プロのブログやツイッターでも確認できます。
公式HP
企画・取材・文/内埜さくら 撮影/近藤誠