「アリサは共感できるところが皆無な難しい役でしたが、様々な心情の変化を 表現出来たと思います。みんな体当たりで頑張ったので劇場で観てほしいです」
グラビアでは“美尻クイーン”として世の男性陣をトリコにしている伊藤えみちゃんの主演映画「キラー・モーテル」が7月21日から劇場公開決定。単独初主演を記念して、映画のみならず舞台「バカデカ」についても、小誌だけにマル秘エピソードを語ってくれました!
周りから罵倒され下ネタを言う役と勘違いしていました…
──8月5日からの舞台「バカデカ」に、ヒロイン役で出演しますよね。「……と聞いて台本を読んだんですけど、セリフに下ネタ満載だし、周りの人たちからは『ブサイク!』とか、言葉にするにはためらうぐらい罵倒されるしで、最初はすごく驚いてしまって。でも、30歳近いとそういう役もしていかなくちゃいけないのかな、同世代で母親役を演じるコもいるし、と一度は受け入れてみたんですけど(笑)やっぱり無理だと思ってマネージャーさんに半べそ状態で相談したら、私が役を勘違いしていただけでした(笑)。ストーリーは刑事モノで、私は切なくて哀しいヒロイン役を演じます」
──伊藤さんは役を〝引きずる〟タイプですか?
「演じてる期間は引きずりますね、抜けません。初めての舞台が太宰治さん原作の『ヴィヨンの妻』で私は妻役を演じたんですけど、舞台中は周りが引くほど暗い雰囲気だったらしいです。マネージャーさんに迷惑だって言われるし(笑)、他の仕事に支障をきたしてもいけないから、少しずつ引きずらないように訓練していきたいですね」
──7月21日から公開される主演映画「キラー・モーテル」で演じた小説家アリサ役は?
「小説を書くことが生き甲斐で、書くという目的のために、目の前で人が死んでもそれでも書き続けるというところは、共感しづらくて難しかったです。目的のためなら、という部分は私を含め、誰もが持っているとは思いますけど」
震えてカメラを揺らすほど深夜の撮影は寒かったですね
──撮影で大変だったのは。「リハーサルから代役なしで私が演じたんですけど、夜中の2〜3時に冷え切った地面に倒れ続けるシーンは、辛かったです。春に山中湖で撮影したんですけど、春とはいえ山はまだ寒いじゃないですか。でも、設定が夏だから半袖でしたし。体に触れていたカメラが揺れるほど寒さで震えたんですけど、朝が来てしまって結局、翌日に持ち越しになりました。二日に渡って震えながら頑張ったので個人的に思い入れがあります」
──顔が血だらけになる場面がありますよね。
「そうなんです。血のりって甘くてベタベタしてるんですね。顔が怖いので撮影中は鏡を見ないようにしてました。昔は大丈夫だったのに、最近、血が苦手になってきたんですよね」
──劇中、得意の英語を話すシーンもたくさんあります。
「結構、長いセリフもしゃべってますよ。話す機会が減ると文法が頭の中に入っていても話す時の反応が鈍ってしまうから、今回は英語を思い出す意味でもいい経験をさせて頂きました。私が英語をしゃべっているシーンも見どころの1つですし、アリサは難しい役でしたが、様々な心情の変化を表現出来たと思います。星野あかりさんや前田優希さん、セクシー女優さんたちも体当たりで頑張っているので、ぜひ劇場で観てほしいです」
英語インタビューの仕事と幅広い役を演じるのが目標です
──美尻アイドルとしても活躍していますが、肌とボディーケアの方法を教えて下さい。「お尻はクリームを塗ったり、撮影前に跡が付かないよう座らないようにしているだけなんです。肌は日焼けが大敵。撮影で日差しが強い国へ行くことが多いから、日焼け止めを大量に使いますね。経費で落としてほしいぐらい買います(笑)」
──最後に今後の目標を!
「英語でインタビューをする仕事をしてみたいです。あとは、いろいろと幅の広い役を演じられるような女優さんを目指していきたいです」
INFO
■映画「キラー・モーテル」
【STORY&INFO】
人里離れた旅館は,冷たく無表情な主人と妖艶な娘である若女将の二人で営まれていた。その旅館に泊まることになった6人。赤の他人である彼らだが、共通点が一つだけあった。主人に誘われ今宵、この旅館に宿泊することになったこと。見ず知らずの6人が出会い、旅のよしみからすぐに打ち解け宴会が始まった。しかし、彼らの笑い声が響く中、密やかに準備されていたのは想像を絶する悪夢…。そして、次々と冷酷な狂気をそなえた殺戮が始まった。
【CAST&STAFF】
出演/伊藤えみ・星野あかり・綾瀬れん・前田優希ら
監督・脚本/小川和也
配給/TOブックス
公式HP
7月21日(土)より下北沢トリウッドほか全国順次公開
(C) 2012 T.O Entertainment, Inc.
PROFILE
伊藤えみ(いとう・えみ)
1983年10月19日生まれ 三重県出身
上智大卒の“ヒップアイドル”として人気を博しレポーターやMC、女優、グラビアと多彩に活躍中。映画はほかに「やりすぎコンパニオンとアタシ物語」「メサイア」「ド・ノーマル」などに出演。本作が単独初主演となる。CSフジ「ラーメンWalkerTV 2」レギュラー出演中。8月5日から中野・テアトルBONBONで上演の舞台「バカデカ」にヒロイン役で出演する。
公式ブログ
■映画「キラー・モーテル」
【STORY&INFO】
人里離れた旅館は,冷たく無表情な主人と妖艶な娘である若女将の二人で営まれていた。その旅館に泊まることになった6人。赤の他人である彼らだが、共通点が一つだけあった。主人に誘われ今宵、この旅館に宿泊することになったこと。見ず知らずの6人が出会い、旅のよしみからすぐに打ち解け宴会が始まった。しかし、彼らの笑い声が響く中、密やかに準備されていたのは想像を絶する悪夢…。そして、次々と冷酷な狂気をそなえた殺戮が始まった。
【CAST&STAFF】
出演/伊藤えみ・星野あかり・綾瀬れん・前田優希ら
監督・脚本/小川和也
配給/TOブックス
公式HP
7月21日(土)より下北沢トリウッドほか全国順次公開
(C) 2012 T.O Entertainment, Inc.
PROFILE
伊藤えみ(いとう・えみ)
1983年10月19日生まれ 三重県出身
上智大卒の“ヒップアイドル”として人気を博しレポーターやMC、女優、グラビアと多彩に活躍中。映画はほかに「やりすぎコンパニオンとアタシ物語」「メサイア」「ド・ノーマル」などに出演。本作が単独初主演となる。CSフジ「ラーメンWalkerTV 2」レギュラー出演中。8月5日から中野・テアトルBONBONで上演の舞台「バカデカ」にヒロイン役で出演する。
公式ブログ
取材・文/内埜さくら 撮影/おおえき寿一