「全日本国民的美少女コンテスト」で本戦出場を機に芸能界デビュー。現在では女優として映画、テレビドラマに躍進中の清水由紀ちゃんが出演する向田邦子原作のドラマ「母の贈物」が9月に放送される。本作は10月に舞台化も決定。ドラマの見どころや初舞台への意気込みをたっぷり語ってもらいました。
目が離せない作りのドラマ!この作品で初舞台も踏みます
──清水さんは9月14日放送のドラマ「母の贈物」に出演されますよね。撮影はいかがでしたか。「監督が厳しい方だと聞いていたので、最初からテンパッてしまって…。共演者も竹下景子さんや萬田久子さん、石坂浩二さんと大先輩な方々ばかりなので、私がNGを出すわけにはいかないし。現場の雰囲気も、私が経験したことがないぐらい真剣な感じで緊張しましたけど、監督の指導で演技の幅が広がった気がします」
──向田邦子さんの原作は読みましたか。
「出演するお話を頂いた時に読みましたが、短編小説なのに人物の心情が細やかに描かれていて感動しました。読んでいると映像が浮かんでくる作品なんです。随所で深い部分があって、私にはまだ理解できない部分もあったんですけど(苦笑)、そこは台本を読み込んでカバーしました」
──中丸雄一さんとは夫婦役を演じていますよね。
「中丸さんは正明さんそのものなんです。そのお陰で、私も新妻の秋子役に入りやすかったんですよね。中丸さんと私の誕生日が同じということもあって親近感が沸いて、現場ではお酒の話をしました。お互い梅酒好きなんですよ」
──ドラマの見どころは。
「登場人物の動きから目が離せないドラマです。『あの動きがここに繋がるんだ!』という展開になっていて楽しめますよ。それから、セットにも注目してください! 昭和50年が舞台なので、私と同年代の人はテレビで見たことがあるな~って世界ですけど、年上の方には懐かしさを感じてもらえます」
──本作は秋に舞台化もされますよね。
「舞台は私、初めてなんです。実はお客さんの前で演技するのが怖いから出たくなかったんですけど、今はワクワクしてます」
役柄の色に染まるため自分の色はなくていいと思ってます
──清水さんならこの舞台を、誰と観に行きますか?「私なら、事務所には秘密にしている彼と観に行きます!」
──えっ! 彼氏いるんですか!?
「冗談ですよ~。それどころかまったく恋をしていないので、恋愛の仕方を忘れちゃいました。恋をすると出る女性ホルモン、私は出てないかも…だから、豆乳と納豆で補ってます(笑)」
──びっくりしました! 舞台はもう台本を頂いていると聞きましたが、台本の覚え方は。
「夜寝る前にベッドの中で読むことが多いですね。でも、読むと頭が冴えて眠れなくなっちゃうんですけど、読まないと不安で眠れないという、変なスパイラルに陥ってます」
──ベッドというと、清水さんの部屋の雰囲気も気になります。
「原色のモノが多いですね。ライトは赤で、床は赤と白のタイルで、めっちゃポップです…って、それじゃ落ち着かないですよね。今、気付きました(笑)」
──ありがとうございます。では、最後に今後の抱負を。
「もう少し大人な魅力が欲しいんですよね…今までは自分に近い役を演じてきたんですけど、これからはもっといろんな役を演じていきたいので。でも、自分の個性というか、“色”はなくてもいいと思ってるんです、私。それで、役柄ごとにその役の色に染まれる女優になりたいですね」
INFORMATION
■ドラマ 向田邦子生誕八十年記念スペシャル「母の贈物」
STORY&INFO
珠玉の名作「母の贈物」が、今秋2時間スペシャルドラマに。母として女として、それぞれが深い愛の元に我が子と向かい合い、親子の葛藤を通して幸せとは、家族とは何かを問いかける感動作品だ。向田邦子ならではの人間模様は20-30代の娘世代から母親世代まで、多くの女性の感動を呼ぶだろう。TBS系で9月14日放送。
CAST&STAFF
出演/竹下景子・中丸雄一・萬田久子・清水由紀・佐藤B作・石坂浩二ほか
原作/向田邦子 脚本/黒土三男 プロデューサー/石井ふく子 演出/鴨下信一 製作・著作/TBS
■舞台 向田邦子生誕八十年記念公演「母の贈物」
STORY&INFO
看護婦の秋子(清水由紀)と工業会社の営業部員の正明(佐野瑞樹)との結婚式前日。死んだはずの秋子の母、伸江が突然二人の前に現れて騒動が始まる…。右往左往する若い二人の人間模様を描いた向田邦子の傑作を魅力的なキャストで舞台化。
CAST&STAFF
出演/池内淳子・長山藍子・江原真二郎・ 田中健・佐野瑞樹・清水由紀ほか
原作/向田邦子 脚本/清水曙美 演出/石井ふく子
三越劇場10月4-13日、北國新聞赤羽ホール10月15-16日、福井市文化会館10月17日、知立市文化会館10月18日、いわき芸術文化交流館10月19-20日、福岡国際会議場10月22日
PROFILE
清水由紀(しみず・ゆき)
1986年9月4日生まれ 愛知県出身
「第8回全日本国民的美少女コンテスト」本選出場をきっかけに芸能界入り。主な出演作に、ドラマ「ガチバカ!」「ハケンの品格」「菊次郎とさき」「アテンションプリーズスペシャル~シドニー編」「渡る世間は鬼ばかり<第9シリーズ>」「NEXT ラストメッセージ」(主演)、映画「天使がくれたもの」(主演)「THE MASKED GIRL 女子高生は改造人間」(主演)などがある。テレビ朝日系「恋愛百景」 (月曜25時21分)レギュラー出演中。主演ドラマ「NEXT」のDVD-BOXが10月7日発売。
公式HP
公式ブログ
■ドラマ 向田邦子生誕八十年記念スペシャル「母の贈物」
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珠玉の名作「母の贈物」が、今秋2時間スペシャルドラマに。母として女として、それぞれが深い愛の元に我が子と向かい合い、親子の葛藤を通して幸せとは、家族とは何かを問いかける感動作品だ。向田邦子ならではの人間模様は20-30代の娘世代から母親世代まで、多くの女性の感動を呼ぶだろう。TBS系で9月14日放送。
CAST&STAFF
出演/竹下景子・中丸雄一・萬田久子・清水由紀・佐藤B作・石坂浩二ほか
原作/向田邦子 脚本/黒土三男 プロデューサー/石井ふく子 演出/鴨下信一 製作・著作/TBS
■舞台 向田邦子生誕八十年記念公演「母の贈物」
STORY&INFO
看護婦の秋子(清水由紀)と工業会社の営業部員の正明(佐野瑞樹)との結婚式前日。死んだはずの秋子の母、伸江が突然二人の前に現れて騒動が始まる…。右往左往する若い二人の人間模様を描いた向田邦子の傑作を魅力的なキャストで舞台化。
CAST&STAFF
出演/池内淳子・長山藍子・江原真二郎・ 田中健・佐野瑞樹・清水由紀ほか
原作/向田邦子 脚本/清水曙美 演出/石井ふく子
三越劇場10月4-13日、北國新聞赤羽ホール10月15-16日、福井市文化会館10月17日、知立市文化会館10月18日、いわき芸術文化交流館10月19-20日、福岡国際会議場10月22日
PROFILE
清水由紀(しみず・ゆき)
1986年9月4日生まれ 愛知県出身
「第8回全日本国民的美少女コンテスト」本選出場をきっかけに芸能界入り。主な出演作に、ドラマ「ガチバカ!」「ハケンの品格」「菊次郎とさき」「アテンションプリーズスペシャル~シドニー編」「渡る世間は鬼ばかり<第9シリーズ>」「NEXT ラストメッセージ」(主演)、映画「天使がくれたもの」(主演)「THE MASKED GIRL 女子高生は改造人間」(主演)などがある。テレビ朝日系「恋愛百景」 (月曜25時21分)レギュラー出演中。主演ドラマ「NEXT」のDVD-BOXが10月7日発売。
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撮影◎谷口達郎 取材・文◎内埜さくら