デビュー作でいきなり舞台「新宿ミッドナイトベイビー」で初主演を務めるという、期待の新人女優の西条美咲ちゃん。作者がホストやキャバクラ嬢など約300人以上に取材をして創作されたという小説の舞台化で、見どころを語ってもらった。演技力抜群でバイリンガルの彼女の今後にも要注目だ！

──西条さんのデビュー作にして初主演舞台「新宿ミッドナイトベイビー」が今月開幕しますね。おめでとうございます！
「ありがとうございます！　出演者の方々が浅野温子さん、いしだ壱成さん、山崎邦正さん、大坂俊介さんなど豪華なので、プレッシャーも大きいです。でも、このようなチャンスは何度もあるわけじゃないと思うので、全力を注いでいきたいです」

──西条さんが演じる役柄について 教えて下さい。
「アキナというお嬢様です。何に関してもナンバーワンが好きで、お金さえあれば何でも叶うと思っている悪女です。意思が強い部分だけは、私と似ているなと感じました」

──役作りのためにしたことは？
「新宿が舞台のお話なので、原作者の寺西一浩先生に、夜の新宿へ連れて行っていただきました。生まれて初めてホストクラブ、キャバクラ、ゲイバーに入りました。個性豊かな方々が多くて、衝撃を受けました。ゲイバーはとても楽しかったです」

──稽古中、先輩俳優からアドバイスをもらったりはしましたか。
「はい。みなさんとてもよくしてくださいます。初回の立ち稽古の時、いしださんにアドバイスをいただきました。私が台詞を間違えてもすぐに合わせて対応してくださいました。舞台では、いしださんとのキスシーンがあります。今からちょっとドキドキして緊張していますが、精一杯頑張ります」

──舞台の見どころを教えてください。
「ストーリー展開が速くて、衝撃的なことがドンドン起こるので、目が離せない舞台です。いしださんと山崎さんの濡れ場も見どころです。あと、歌舞伎町や新宿二丁目の世界を舞台を通して楽しんでいただけると思います」

──西条さんは、浅野温子さんが憧れの女優だとか。
「そうです！　だから今日も、浅野さんが舞台で結う髪型をちょっとマネしちゃいました（笑）。浅野さんの、いらっしゃるだけで周りを明るくするオーラや、色っぽいのに、チャーミングなところなどが素敵で、とても尊敬しています。この舞台でデビューもできて、憧れの浅野さんとも共演させていただけて…夢が２つも叶いました」

──プライベートの話も少々、聞かせて下さい。趣味が旅行なんですよね。
「１人で海外へ行くのが好きなんです。アジア方面やヨーロッパ、アメリカに行ったことがあります。特に韓国には何度も旅行していて、韓国語がしゃべれるようになりました」

──実家のある京都から上京したのが、１年前？
「そうです。買い物が大好きで、渋谷の109によく行っていたんですけど最近、丸井デビューしました。ずっと、デパートの丸井のことを“オイオイ”だと勘違いしていて（笑）」

──最後に、今後はどのような女優になりたいですか？
「いろんな役を演じて、経験を積んでいきたいです。場数を踏まないと、雰囲気に呑まれて集中力が欠けてしまうので。目標はもちろん浅野温子さん。５年後には私の名前を100人中、98人に知っていてもらえたらうれしいです」