「演じる前はこのままでいいのかなとか悩んでいたんです。それが、葛藤しながら一歩踏み出そうとするキヨミを演じた後は、何かがすっきりしたんですよ。今までの自分をリセットできた感じで」
スポーツ万能で明るくハキハキとしてボーイッシュという世間に定着していたイメージを、女優・山崎真実ちゃんが主演映画『さまよう獣』で一新! 真実ちゃんとは呼べないほど大人の色香を放ち、恋愛依存症から抜け出し自分を変えようともがくヒロインのキヨミ役を体当たりで熱演している。熱烈ラブシーンも話題を呼んだ作品に関わることで、彼女は何を感じ、何を得たのか一。劇場での初日舞台挨拶が始まる直前に取材を行い、本音を吐露してもらった。
私としてはだらしない身体でもキヨミらしかったかも
──劇中では抜群のプロポーションを披露していましたね。ウエストのくびれも絶品でした。「本当ですか!? 準備期間が少なかったから私の中では相当だらしない身体なんですよ(笑)撮影前より今のほうが筋トレしてるから、撮り直したいぐらい。でも、キヨミは悪く言えば男好きな役だから、だらしないぐらいの身体でちょうど良かったのかもしれませんけどね」
──恋愛する女性の役を演じたのは初めてでしたよね。
「恋愛依存症のキヨミって私自身は正直、羨ましかったですよ。私は何かに依存も執着もした経験がないし、キヨミみたいに男がいないと無理! って心境になったこともないので。人によって態度を変える性格は器用だなと思ったし、側にいる男性を心地よくさせられるのは、見方を変えたらいい女の証でもあるのかなと感じました」
──山崎さんは相変わらず恋愛が苦手ですか?
「…苦手というか恋愛に対して不器用なんです。昔と比べたら9キロ痩せて見た目は大人っぽくなったと言われますけど、中身はなにも変わりません」
──だからツイッターで、劇中の男性は誰も好みではない、と。
「だって、面倒くさくないですか? マサルは無口で何を考えてるか分からないし、シンジはストーカー気質だし、タツヤのようにガンガン来られると暑苦しいし。…って言ってるうちはダメなんでしょうね(笑)」
キヨミを通し一歩前進しようと思ってくれたら嬉しい
──と言いつつ、津田寛治さんとの絡みは色っぽかったですよ!「津田さんが気遣って下さったからこそですよ。撮影前に気さくに話しかけてくれたのはもちろん、バスの中での撮影が終わった後に、ご自分の唾液がついた私のことを心配して何度も大丈夫? と聞いてウエットティッシュを渡してくれたんです」
──無意識に男を吸い寄せるキヨミを演じた感想は?
「私とは正反対の大人の役だからこそ台本を読んだ時にキヨミに魅力を感じて、『やってみたい!』と思ったんですけど、自分を変えたいと葛藤する役だから、最初から最後まで気を抜く場所がなかったですね。私自身、この役を演じる前は何に対してかは分からないけど、このままでいいのかなとか悩んでいたんです。それが、葛藤しながらも一歩踏み出そうとするキヨミを演じた後は、何かがすっきりしたんですよ。今までの自分をリセットできた感じ。誰にでも、何に対して悩んでいるか分からないような、もやもやした時期ってあるじゃないですか。だからこの映画を観た方にはキヨミを通して、一歩前進しようと意識してもらえたらうれしいです」
仕事への執着を捨てた今は必要とされるなら演じたい
──DVD化されるに際し、観てほしいシーンはありますか。「長年やっていた新体操の影響で、ネックレスを投げるフォームがキレイだと褒められたのであのシーンと(笑)めっちゃ速そうって言われた走り方! やっぱり身体を動かすことが好きなんですよね。あと、思いっきり走った後になぜか笑ってしまった裏シーンが収録されていたら笑えるかも、ですね」
──山崎さんは現在、事務所には所属せず活動してますよね。
「はい。仕事への執着を捨てたことで、せかせかした生活からは解放されているんですよね、今。制作から関わるっていう事務所に所属していたら経験できないようなことにも参加させて頂いてますし。今後どうするのかは決めていないですけど、ありがたいことに以前、仕事をご一緒した方から直接声をかけていただいているのが現状なので、必要とされているのであれば続けていきたいですね」
INFORMATION
■DVD『さまよう獣』
INFO&STORY
田舎のバス停に降り立った女。過去を語ろうとしない女は老女の家にやっかいになり、女日照りの村の男たちを喜ばせようとする…。その気もないのに誘ってしまう女と、調子に乗って身も心もはちきれんばかりの男たちが、光と風と緑の風景の中で繰り広げる奇妙キテレツな愛の争奪戦。「ふゆの獣」「おだやかな日常」の内田伸輝監督の本格商業デビュー作。山崎真実7年ぶり主演映画で、マコトヤ配給で2月2日から劇場公開された。
CAST&STAFF
出演/山崎真実・波岡一喜・渋川清彦・山岸門人/森康子・田中要次・津田寛治
監督/内田伸輝
脚本/内田伸輝・野口照夫
製作/アミューズソフト・日本出版販売
アミューズソフトから3月22日発売(税込3990円)
(C) 2012「さまよう獣」Partners
PROFILE
山崎真実(やまさき・まみ)
1985年9月20日生まれ 大阪府生まれ
04年度「ミスマガジン読者特別賞」受賞をきっかけに芸能界入り。数々の雑誌の表紙やグラビアを飾り、バラエティやCM、ラジオパーソナリティなど多方面で活躍。近年は映画、舞台、ドラマで女優業を中心に活動している。主な出演作は映画「ペルソナ」「少林少女」「非女子図鑑 魁!!みっちゃん」「ボックス!」「シーサイドモーテル」「電人ザボーガー」、ドラマ「轟轟戦隊ボウケンジャー」「ガリレオ」「ロト6で3億2千万を当てた男」「謎解きはディナーのあとで」、舞台「Jellyfish一岸辺の亀とクラゲ」など。4月12日から21日まで東京・銀座の博品館劇場で上演の舞台「ハナノサクコロ~英国大使 の御庭番~」に出演する。
公式Twitter
■DVD『さまよう獣』
INFO&STORY
田舎のバス停に降り立った女。過去を語ろうとしない女は老女の家にやっかいになり、女日照りの村の男たちを喜ばせようとする…。その気もないのに誘ってしまう女と、調子に乗って身も心もはちきれんばかりの男たちが、光と風と緑の風景の中で繰り広げる奇妙キテレツな愛の争奪戦。「ふゆの獣」「おだやかな日常」の内田伸輝監督の本格商業デビュー作。山崎真実7年ぶり主演映画で、マコトヤ配給で2月2日から劇場公開された。
CAST&STAFF
出演/山崎真実・波岡一喜・渋川清彦・山岸門人/森康子・田中要次・津田寛治
監督/内田伸輝
脚本/内田伸輝・野口照夫
製作/アミューズソフト・日本出版販売
アミューズソフトから3月22日発売(税込3990円)
(C) 2012「さまよう獣」Partners
PROFILE

1985年9月20日生まれ 大阪府生まれ
04年度「ミスマガジン読者特別賞」受賞をきっかけに芸能界入り。数々の雑誌の表紙やグラビアを飾り、バラエティやCM、ラジオパーソナリティなど多方面で活躍。近年は映画、舞台、ドラマで女優業を中心に活動している。主な出演作は映画「ペルソナ」「少林少女」「非女子図鑑 魁!!みっちゃん」「ボックス!」「シーサイドモーテル」「電人ザボーガー」、ドラマ「轟轟戦隊ボウケンジャー」「ガリレオ」「ロト6で3億2千万を当てた男」「謎解きはディナーのあとで」、舞台「Jellyfish一岸辺の亀とクラゲ」など。4月12日から21日まで東京・銀座の博品館劇場で上演の舞台「ハナノサクコロ~英国大使 の御庭番~」に出演する。
公式Twitter
Interview&Text/内埜さくら Photo/おおえき寿一
スタイリスト/岡井雄介 ヘア&メイク/佐々木シエラ
スタイリスト/岡井雄介 ヘア&メイク/佐々木シエラ