File.61 最高位戦日本プロ麻雀協会所属 大澤ふみなプロ
──そもそも麻雀に興味を持ったきっかけを教えて頂けますか。
「大学を中退した後の21歳頃、飲食店のバイトに疲れて街を歩いている時に麻雀店の看板を見つけて入ったことがきっかけです。〝女性&初心者歓迎!〞という文字を目にして、興味本位でフリーでいきなり1人でお店に入りました。全く経験がなかったので(ボードゲームの)ドンジャラ(ドラえもん)の知識を頼りに」
──辞めるとはもったいない!
「よく言われます。でも、当時目指していたのは、僕(大澤プロは自分を僕と呼ぶ〝ボクキャラ〞)の代で新設されることになった生命科学部だったんです。現役で合格するつもりはなく、まぐれで合格した歯学部に通っていたので、学ぶ意味を見いだせなくて中退しました」
──では、一度行った麻雀店からハマッた理由は。
「僕、もともと凝り性で一度物事を始めると自分の中で追求していきたいタイプなんです。アレルギー持ちで添加物が入った化学調味料を受けつけない身体だから、料理にも凝っていて。和風出汁も引くし、鶏ガラスープは鶏ガラから出汁を取っているので、お店を開けるレベルだと言われたことがあります。ビーフシチューもデミグラスソースから作るから、完成するまでに4日はかかりますし。だから麻雀も料理と同じように自然とのめり込んでいったんです」
──そこからプロになった経緯は?
「最初に行ったお店がマナーが悪くて僕を可哀想だと感じたのか、店員さんが別のお店を紹介してくれたんです。そこで大勢の知り合いができたツテで池袋のオーナーに誘われて、麻雀店で働き始めました。その2日後に『プロテストがあるけど受けない?』と言われて、試験勉強は一夜漬けです。過去問をもらって丸暗記しました。点数計算すらできない状態で臨んだのに、一次試験が30分で50問を解く点数計算試験で。無理ゲーだと思いながら、残り5分で無理矢理空欄を埋めました。三次試験の面接では、試験を受けた当時の自分が目の前に座っていたら『帰れ!』と言ってしまうかも…。『プロになったらどんな活動をしたいですか?』と聞かれて、前日にプロの存在を知ったばかりなので『プロになってから考えます』と、今思うと甘すぎる回答をしているので」
──それでも合格するのがすごい! ですが休止期間もあったとか。
「27〜32歳ぐらいまでは、団体に所属しないでフリーのプロとして活動していました。プロに復帰したのは、イチ競技選手として競技麻雀に出場したかったからなんです。タイトルを獲るのが女流プロとしての分かりやすい目標かもしれませんけど、僕は強いと認められたいし、自分でも自分のことを強いと思えるプロになりたい。勝つにしても負けるにしても、内容に納得できるプロであることを目指しています」
PROFILE
大澤ふみな(おおさわ・ふみな)
1982年10月14日東京都生まれ。
趣味は読書(ハーレクインマニア)、麻雀。「麻雀ウォッチ プリンセスリーグ2019」に参戦中。
公式Twitter
大澤プロと会える場所はココ!
マーチャオジェミニ池袋店
〒171-0022
東京都豊島区南池袋1-27-8 池袋松平ビル4F
JR線池袋駅東口より徒歩1分
TEL:03-6907-0287
営業時間:12時〜24時(年中無休)
※勤務曜日と時間は要問い合わせ。大澤プロのツイッターでも確認できます。
大澤ふみな(おおさわ・ふみな)
1982年10月14日東京都生まれ。
趣味は読書(ハーレクインマニア)、麻雀。「麻雀ウォッチ プリンセスリーグ2019」に参戦中。
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※勤務曜日と時間は要問い合わせ。大澤プロのツイッターでも確認できます。
企画・取材・文/内埜さくら 撮影/おおえき寿一