File.57　RMU所属　麻宮あかねプロ

──17年にＲＭＵに入会されたとのことですが、それ以前はどんな仕事をしていたのでしょうか。
「23歳の時に地元の広島から上京してテレビ局のＡＤをしていました。昔からバラエティやお笑い番組が好きだったんですけど自分が表に立つのは得意じゃないので、裏方として携わってみたかったんです。でも、制作会社に入ったものの想像以上に苛酷で、１日48時間ぐらいに捉えていないと勤まりませんでした。身体だけでなく精神的にもキツく２年半で辞めました。その後、ＩＴ企業の営業として５年ぐらい働きその時に麻雀を覚えたんです」

──きっかけは？
「私、美少女アニメが好きなんです。当時『咲-Ｓａｋｉ-』がアニメ化されると知って、麻雀を分かった上で観たいと思って同じオタク友達で打てる人に教えてもらいました。最初は仲間内でのセットだったんです。でも、フリーで打つことを覚えてからは土日以外に仕事終わりも麻雀店へ通うようになって、気づいたら麻雀に生活を侵食されていました（笑）人生一度きりなので、どうせなら自分が楽しいと思えることをして生きていきたいと思って、現在、所属している団体の門を叩きました」

──ご両親から反対はされなかったのでしょうか。
「実は…母と弟は知っているんですけど、父親にはまだ伝えていないんです。入会１年目でティアラクライマックスリーグに１位で出場できた時に言おうと考えたんですが、何となくタイミングを逃してしまって。別に、父娘仲が悪いわけではないんですよ。実家に帰るといまだに『あかねちゃん』と、ちゃんづけで呼んで可愛がってくれますし。今年中には…。そうだ！　ドカントさんに掲載されたこの記事を送って父に知らせます。そうしよう！」

──お父様がご覧になるので恐縮ですが、本企画では女流プロの恋愛観もお伺いしているのですが。
「天然っぽい人が好きですね。一生懸命何かをしているのにうっかりミスをして、それでも笑っているような人にひかれます」

──アニメの趣味の共有は？
「好きなアニメ作品を一緒に見たり、アニソンを歌ったり、２人で趣味の時間を一緒に過ごせたら楽しいでしょうね。でも、強要はしません。『serialexperiments lain』というアニメが好きなんですけど、絶対に見ろ！とは言いません（笑）見たほうが良い作品だとは思いますけどね！」

──なるほど。ファンはハードルが低くなるかと。今後の目標は？
「ティアラクライマックスリーグで優勝することと、麻雀の楽しさをもっと広めていくことです。…って、教科書的な面白くないことを言ってスミマセン（笑）でも、もっと楽しさを知ってもらいたいので、私が一生打ち続けて伝えていきます！」