【取材こぼれ話】「MEN’S SEAT INTERVIEW act.309」は千原ジュニアさん
◆本作で演じた、ニートの城宮役のオファーが来た時の感想は。「城宮は40歳目前にも関わらずにニートを続けていますし、僕も中学、高校と引きこもった経験がある。城宮と僕の人生がかぶっているからこそオファーが来たのかな、と思いました。ただ、演じてみて思ったのは、送ってきた人生の共通点よりも性格的な共通点。城宮と同じく、僕も大きな決断を衝動的に決めてしまったりするので。この世界に入ったことや、結婚を決めたことも然り。僕、自分が結婚するなんて思ってもいなかったのに、瞬間的にふと思い立って決めたので」
◆撮影前に原作の漫画をご覧になったそうですが、感想は。
「原作と映画では、設定やストーリーに少し違いがあるんです。だから僕は、原作のキャラクターをお借りして演じさせて頂きました」
早世の鬼才・小路啓之氏が遺した家族愛の物語『ごっこ』が映画化。公開が先送りにされていたが遂に10月20日、小路氏の命日に封を切る。40歳目前にも関わらずニートの城宮と、城宮を「パパやん」と呼ぶヨヨ子の人生を賭けた究極の選択とは――。撮影時はまだ子どもが生まれていなかったという千原ジュニアさんが、自身の家族愛も絡めて作品のキーポイントを語る。