勝地「僕はヒーローに変身するまで1時間半もかかったのが衝撃的でした(笑)自分が6人目のメンバーになった感覚を劇場で体感して下さい」
広瀬「映像が美しくて自然と引き込まれます。ティーンエイジャーの成長と苦悩に共感しつつ、迫力ある映像を楽しんで頂きたいです」
日本発のヒーローを総製作費120億円の圧倒的スケールで描く日米ハイブリッド超大作『パワーレンジャー』が7月15日(土)より全国公開。作品の広報役も担う、日本語吹き替え版レッドレンジャー役の勝地涼さんとピンクレンジャー役の広瀬アリスさんが登場。同じ事務所の先輩と後輩というフレンドリーさで気さくに作品の魅力を語らう。
人気作ですから不安もあり喜怒哀楽表現に苦悩もして
──出演が決まった時の感想は。勝地「男子は戦隊ヒーローが好きですし、僕も含めて小さい頃に誰がレッドをやるか取り合いになる経験をしていると思うんです。みんなの憧れである上に、山里(亮太)さんも古田(新太)さんもやりたかったと聞いていますから、僕でいいのか不安な気持ちがありました」
広瀬「私は声優のお仕事自体が初めてだったのですが、声だけで喜怒哀楽や抑揚をつけるのが正直、とても大変でした。ナチュラルすぎると他の方との温度差が出すぎてしまいますし」
勝地「そうなんだよね。僕は皆さんの声を聞きながらアフレコができたんですが、アリスは大変だったと思います」
広瀬「終わっていない部分は声優さんが代わりを務めてくださったのですが、漫画もアニメも大好きな私としては秘かに興奮していました(笑)」
──米では本作がアメリカのオリジナルと勘違いしている人もいるそうですが。
勝地「そうなんですね。だからと言って『僕ら日本人が作ったんだ!』と声高に主張する気はないですねえ(笑)むしろ戦隊モノがそれだけすごいコンテンツなんだと思います」
広瀬「私は鼻が高いです(笑)うれしいです」
──劇中、5人は偶然パワーレンジャーになりますが、お2人もスカウトで芸能界に入っています。もし偶然が起きなかったらと考えたことは?
2人「あります、あります!」
勝地「ただ僕は将来何をしたいかを考え出す13歳でスカウトされているので、想像しても想像ができないんです。何をしていたんだろう…。僕は足りない部分がたくさんあるので、ダメダメな会社員になっていたかもしれません(笑)大学に進学しなかったことも『この仕事1本でいこう』と決めたからなので、他にやりたいこともできることもなかったというか」
広瀬「私はスカウトされた小学校6年の時、バスケをしていてプロになりたかったんです。だから、辞めたくなったら辞めればいいという軽い感覚で入ったのですが、気づけばもう22歳。そう考えると不思議な感覚です」
ヒーロー達が成長していく過程にぜひ注目して下さい
──なるほど。読者に向けて、仕事をする上で大切にしていることもお聞きしたいです。勝地「僕らの仕事は華やかに見られがちですけど、実際は地味で肉体労働に近いんです。なぜこれほど毎日、早朝から夜中まで働くんだろうと思ってしまうこともありますし」
広瀬「ハードな仕事ですよね」
勝地「それでもなぜ続けるかというと、好きだからなんです。当然やる気が起きない日もありますが、いかに楽しむ方向に気持ちをシフトさせられるか、ということを大切にし続けています。あと、僕らの仕事は1人で完結できませんから、常に共同作業である意識は念頭に置いています」
──広瀬さんは以前に取材させて頂いた時、みなさんから愛されている印象を感じました。
勝地「甘やかされてますね…ってウソですけど!(笑)」
広瀬「あはは! 私は『あまり寝てないな』と思う撮影スケジュールの時、どれだけ疲れていても、笑顔と挨拶は心掛けています。出る側が笑顔でいるだけで現場の空気が良くなる気がするので」
勝地「偉いなあ〜、それができない人もいますから」
──ですね。最後に作品の魅力も。
勝地「僕は作品を観て、ヒーローに変身するまで1時間半もかかったのが衝撃的だったんです(笑)『いつ変身するの?』って。そこに至るまでの話に引き込まれますし、ヒーロー自身も成長していくところに注目して頂きたいです」
広瀬「映像が本当に美しくて、自然とどんどん引き込まれるんですよ。戦隊モノに馴染みがない女の子も、ティーンエイジャーたちの成長と苦悩に共感して頂けると思います。私も素直に面白いと思ったので、劇場で迫力ある映像を観て下さい」
勝地「巧みなカメラワークの効果だと思いますが、観ていると自分が6人目のメンバーになった感覚を味わえるので、劇場でぜひ体感して下さい」
INFORMATION
■映画『パワーレンジャー』
【STORY&INFO】
東映が誇るスーパー戦隊シリーズの英語版ローカライズとして93年に誕生し、“アメリカで最も成功したジャパニーズコンテンツ”にまで成長した「パワーレンジャー」。製作費約120億円を投じた本作は、平凡な5人の高校生が不思議なコインを手にしたことで超人的パワーを与えられ、古代の地球を滅亡させようと目論んだ魔女“リタ・レパルサ”に立ち向かう姿を描く。日本語吹き替え版では勝地涼がレッドレンジャー(ジェイソン)、広瀬はピンクレンジャー(キンバリー)の声優を担当する。
【CAST&STAFF】
出演/デイカー・モンゴメリー、ナオミ・スコット、RJ・サイラー、ベッキー・G、ルディ・リン、エリザベス・バンクス、ブライアン・クランストン、ビル・ヘイダー
[吹き替え声優]勝地涼、広瀬アリス、山里亮太(南海キャンディーズ)、古田新太
監督/ディーン・イズラライト
脚本/ジョン・ゲイティンズ
配給/東映
公式HP
7月15日(土)ロードショー
(C)2017 Lions Gate TM & (C) Toei & SCG P.R.
PROFILE
勝地涼(かつぢ・りょう)
1986年8月20日生まれ 東京都出身
近年の主な出演作に映画「亡国のイージス」「クローズ EXPLODE」「バンクーバーの朝日」、ドラマ「レンタル救世主」「“くたばれ”坊ちゃん」、舞台「才原警部の終わらない明日」など。CM「プロミス」出演中。舞台「ともだちのおとうと第一回公演『宇宙船ドリーム号』」は9月21日から東京芸術劇場シアターWESTにて。
公式Twitter
広瀬アリス(ひろせ・ありす)
1994年12月11日生まれ 静岡県出身
近年の主な出演作に映画「探偵ミタライの事件簿 星籠の海」「L-エル-」「新宿スワンⅡ」、ドラマ「妄想彼女」「ひこうき雲」「釣りバカ日誌 season2 新米社員 浜崎伝助」、舞台「世界」など。映画公開待機作に「氷菓」「巫女っちゃけん。」がある。
公式ブログ
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■映画『パワーレンジャー』
【STORY&INFO】
東映が誇るスーパー戦隊シリーズの英語版ローカライズとして93年に誕生し、“アメリカで最も成功したジャパニーズコンテンツ”にまで成長した「パワーレンジャー」。製作費約120億円を投じた本作は、平凡な5人の高校生が不思議なコインを手にしたことで超人的パワーを与えられ、古代の地球を滅亡させようと目論んだ魔女“リタ・レパルサ”に立ち向かう姿を描く。日本語吹き替え版では勝地涼がレッドレンジャー(ジェイソン)、広瀬はピンクレンジャー(キンバリー)の声優を担当する。
【CAST&STAFF】
出演/デイカー・モンゴメリー、ナオミ・スコット、RJ・サイラー、ベッキー・G、ルディ・リン、エリザベス・バンクス、ブライアン・クランストン、ビル・ヘイダー
[吹き替え声優]勝地涼、広瀬アリス、山里亮太(南海キャンディーズ)、古田新太
監督/ディーン・イズラライト
脚本/ジョン・ゲイティンズ
配給/東映
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7月15日(土)ロードショー
(C)2017 Lions Gate TM & (C) Toei & SCG P.R.
PROFILE
勝地涼(かつぢ・りょう)
1986年8月20日生まれ 東京都出身
近年の主な出演作に映画「亡国のイージス」「クローズ EXPLODE」「バンクーバーの朝日」、ドラマ「レンタル救世主」「“くたばれ”坊ちゃん」、舞台「才原警部の終わらない明日」など。CM「プロミス」出演中。舞台「ともだちのおとうと第一回公演『宇宙船ドリーム号』」は9月21日から東京芸術劇場シアターWESTにて。
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広瀬アリス(ひろせ・ありす)
1994年12月11日生まれ 静岡県出身
近年の主な出演作に映画「探偵ミタライの事件簿 星籠の海」「L-エル-」「新宿スワンⅡ」、ドラマ「妄想彼女」「ひこうき雲」「釣りバカ日誌 season2 新米社員 浜崎伝助」、舞台「世界」など。映画公開待機作に「氷菓」「巫女っちゃけん。」がある。
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取材・文/内埜さくら 撮影/おおえき寿一 ヘアメイク/大野彰宏(勝地涼)・宮本愛(広瀬アリス) スタイリスト/SHIBA