◆チャオベラの特長の一つは、ライブ会場の雰囲気の良さ。
「チャオベラのライブは盛り上がるけど平和だねって言ってもらえるのが一番嬉しいです」とロビンさん。新規ファンへの排他的なムードや周囲に迷惑をかけるタイプが皆無と言っていいのは「ステージの私たちとファンのみんなのコミュニケーションができてるからかな」とも。橋本さんによれば「みんなのこと、よく見えてますから。見えてるよ、認識してるよっていうのが伝わってるんですかね」

◆この春のツアーでは、15年に卒業した秋山ゆりかさんのソロ曲『ふらちMistake』を４人バージョンで初披露。br /> 「あっきゃん（秋山さん）が辞めた後は大きな穴が開いたみたいで苦しかったんですけど『今なら前向きに歌える』って。４人でのステージに、それだけ自信が持てるようになったんです」（ロビンさん）br /> 「実はツアーのたびに『この曲、もう一生やらないのかな？』と話はしてたんです。『今ではないね』から『やってみよう』になれたのも成長の証拠だと思ってます」（橋本さん）

◆メンバーの原点であるハロー！プロジェクトでは、先輩グループの曲をライブでカバーすることも。ポッシボー、チャオベラの曲を歌い継いでほしいグループはいますかと聞くと、ロビンさんの答えは「こぶしファクトリーのみんなには似た匂いを感じるんですよ。あやぱん（広瀬彩美さん）と、れいれい（井上玲音さん）は私たちのバックダンサーをやってくれてましたし、メンバーが減ったりという逆境を乗り越えてきてもいるので。『何度も何度も…』とか『永遠ファイヤーボール』みたいな熱い曲を歌ってくれたら似合いそうだなって思います」

アイドル界でも最高峰の“ライブ力”で知られるチャオ ベッラ チンクエッティ、通称チャオベラが、結成12周年の記念日である8月2日のライブをもって解散することに。つんく♂プロデュースでデビューし、メンバーの卒業、THE ポッシボーからの改名など数々の転機を経験してきた4人。ラストスパートとなる現在の心境、長く続いたグループならではの「私（たち）の魅力」について聞きました。