「旅館を継ぐべく若女将の修行中の瑠璃子は茶道も華道も免許皆伝の腕前で 日々努力を重ねている、しっかり者。初めて尽くしですが、チャレンジし 成長していく神楽瑠璃子と里久鳴祐果を応援してください（笑）」

東海テレビ制作、フジテレビ系昼の帯ドラマ「花嫁のれん」が11月1日から放送中。金沢の老舗旅館「かぐらや」の大女将・志乃（野際陽子）、息子の嫁・奈緒子（羽田美智子）、志乃の孫娘で次期女将を目指す瑠璃子（里久鳴祐果）の三世代それぞれの女模様が繰り広げられる。瑠璃子役の里久鳴祐果さんに直撃インタビュー!!
──里久鳴さんが出演の連続ドラマ「花嫁のれん」が放送開始ですね。どんな内容ですか。
「金沢の老舗旅館が舞台のホームドラマで、羽田美智子さん演じる奈緒子が、義理の母である野際陽子さん演じる志乃が大女将を務める旅館で仲居として働くことになって…。私は大女将の孫娘、神楽瑠璃子役。嫁と姑、奈緒子と瑠璃子のバトルもあります（笑）」

──里久鳴さん演じる瑠璃子はどんな女の子？
「旅館を継ぐべく若女将の修行真っ最中なんですが、お茶もお花も免許皆伝の腕前。次期女将は自分以外にいないと日々努力を重ねている、ホントにできたコで、しっかり者。弟、妹の母親代わりでもあるんです」

──どう演じようと心掛けていますか。
「話し方は落ち着いて、しっかりと。声のトーンを少し下げて、凛とした姿になるよう心掛けてます。友禅染めの職人・良樹役の内田朝陽さんとの恋の話もあります。仲居頭の照子役の烏丸せつこさん、瑠璃子の父親・伸也役の小林すすむさんの掛け合いも面白いですよ」

──旅館内の場面ではいつも着物姿なんですよね。
「だいぶ慣れましたけど着物での演技、最初は苦しくて…。でも着ると瑠璃子スイッチがオンになり、背筋がピンと伸びてシャキッとします。やる気がおきます！　緑やオレンジ、ピンクなど若々しい色が多いんですけど、カレー禁止令が出ているんですよね（笑）」

──それって何ですか!?
「制作発表会見で着た約４００万円する加賀友禅の着物、実際にドラマでも身につけるんですけど、『これ着て絶対カレー食べないでね、絶対に!!』とスタイリストさんを始め各方面から厳重注意されているんです」

──茶道、華道、所作など覚えることが多く大変では。
「お茶、お花は免許皆伝の腕前ですからね。クランクイン前から先生にいろいろ習いました。畳の縁は踏まない、とか初歩的なことも含め演技以外にやること、覚えることがいっぱい」

──経験はゼロ？
「お茶、お花、着物、若女将役と全部初めて。金沢、能登ロケで石川県に行ったのも、スタジオでのマルチ撮りも初体験。マルチ撮りはいつ、どんな表情が撮られているか分からないから気が抜けません。瑠璃子と一緒で私自身も修行中ですね」

──野際さん、羽田さんとの共演は学ぶことも多いですか。
「最初は緊張しまくっていたんですけど、お二人とも演技はもちろん普段の心遣いが細やかで素敵な方。それでいて気さく方なんです。羽田さんは表情が豊かで吸収できることが多いです。野際さんは冗談を言って場を和ませてくれるお茶目な一面も。あるセリフを言いにくいなと悩んでいたら野際さんから助言を頂き、うまくできたことがありました」

──プライベートな話も。最近、夢中になっていることは。
「ディズニー！　ハロウィンだけでシーに２回、ランドに１回行きました。ディズニーチャンネルのコメディドラマ『ハンナ・モンタナフォーエバー』も欠かさず見てます」

──初めて尽くしのフジテレビ系「花嫁のれん」ですが、改めて意気込みをお願いします。
「テレビ東京系『大魔神カノン』で連続ドラマ初主演を務めさせて頂き、今回はそこで培ったものを土台にして、また一から学んでいます。日々成長していく若女将の瑠璃子を応援してください」