File.18 最高位戦日本プロ麻雀協会所属 松田麻矢プロ
──麻雀初体験はいつですか?
「幼稚園生の時です」
──早っ!
「ですよね(笑)親戚が近くに住んでいて、集まるのがわが家だったんですけど、大人達が定期的に“麻雀の日”を設けて遊んでいたんです。それで、年の近いいとこ達と、見よう見まねで始めたのが最初です。ローカルルールでしたけど、年末になると子供同士の間では、1年間で成績が一番悪かった人が全員分のお菓子を買う、というルールで遊んでいました」
──その習慣はずっと?
「続きましたけど、小さい頃から私、好奇心旺盛だったんです。麻雀はもちろん好きでしたけど、英語とピアノと書道も習ってましたし、親戚のお姉ちゃんが7ヶ国語話せて通訳をしてるから憧れたり。芸能界にも興味があって、養成所のオーディション合格をきっかけに、レッスンを受けてました。でも、小学校4年生で始めた硬式テニスにハマッて、芸能活動からは遠ざかったんです」
──その後、先に始めたのは芸能活動と麻雀、どちらですか。
「芸能のお仕事です。試すなら若いうちがいいと思って両親に伝えたら、父には『アカン!』の一点張りでめっちゃ反対されましたけど、説き伏せました。それで、アイドルが本気で麻雀プロを目指すニコ生の番組に呼んで頂いて、優勝したんです」
──そこからプロになるまでは。
「14年の7月末に、出演した番組のプロデューサーから、『プロテストを受けてみないか』と、軽い感じで打診されて、10月に麻雀番組が始まることになって、本気で勉強を始めました。15年の2月1日にプロテストを受けて、10日に合格通知を頂きましたけど、月に一度放送される番組で、勉強した成果を見せなければならないから必死でしたね。親戚と遊んでいた時は、大阪では多いサンマ(3人麻雀)で、4人打ちを経験したのが番組で初めてでしたから」
──では、実践練習方法は?
「プロデューサーから『とにかく回数多く打つことが大切』と教えてもらったので、生まれて初めてフリーで麻雀店に通いました。私は麻雀店で働いた経験がないから、お店の雰囲気すら分からなくて最初は緊張しましたけど、芸能のお仕事の合間をぬって、とにかく通い詰めました」
──そして現在は勝負の世界に身を置いているわけですが、勝負前にゲン担ぎしていますか?
「朝、神社にお参りしてます。どこの神社とは決めずに、電車の乗り換えポイントを見計らって。神社には“麻雀の神様”がいると信じているんです。でも、お参りする時間を勉強に充てなさいって話ですよね…」
──あはは! では、プロとしての今後の目標は。
「今、夕刊フジ杯にエントリーしているんです。一緒にチームを組んでいるのが、野口賞(※)を受賞した水城恵利プロと、女流最高位決定戦で連覇した大平亜季プロなので、新人の私が足を引っ張らないよう、頑張って優勝するのが目標です」
※野口賞…品格・雀力・知識の3点を兼ね備えた若手棋士を発掘することを目的とし、竹書房創業者である故・野口恭一郎氏が01年に創立
PROFILE
松田麻矢(まつだ・まや)
6月27日大阪府生まれ。趣味は映画、釣り、音楽、ダンス、人狼ゲーム、食べること。2015年10月度ハンゲーム麻雀杯優勝。
公式Twitter
松田麻矢プロと会えるお店はココ!
麻雀 にゃお
〒101-0047
東京都千代田区内神田3-13-3
タチバナビル6F
TEL:03-3251-8200
営業時間:10:00~
JR山手線、東京メトロ銀座線神田駅から徒歩1分
※勤務曜日と時間は要問い合わせ。
松田プロのブログやツイッターでも確認できます。
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取材・文/内埜さくら 撮影/花井智子