【相談No.118】 今年、相続税の大幅な法律改正が実施されるようです。ネットでは「貯めたお金を子どもや孫に相続させるのに、また税金をかけるのは税金の二重取りではないか」という意見があふれています。私も賛成です。相続税の法律改正について、どう思いますか。また、なにか対策はされていますか。(59歳/男性)
俺と同い年で子どもや孫への遺産相続を考えるなんて、棺桶に右足突っ込み始めたな(笑)潤沢な資金があるなら、その金でもっと自分の人生を楽しめばいいのに。相続税も含めて、国が税金の額を上げるのは当たり前。コロナ禍でバラ撒いたんだから、国は回収しないといけないじゃん。渡した分を取り戻さないと、国自体が運営できなくなる。
俺は、自分の葬儀代ぐらいは残すつもりだけど、あとは使い切るよ。親の金目当てに生きているヤツなんて、ロクな人生を送れないから。相続した子どもは宝くじに当選した感覚で、仮想通貨とかに投資して、溶かしちゃうかもしれないじゃん。分不相応な金をタナボタ的にもらうと、分不相応な投資や事業を始めて大体が赤字になり、すっからかんになるっていうのがお決まりのパターン。本職がダメになり、堕ちていくケースも何例も見ているから。遺産で生活のランクを上げて、金がなくなってもレベルを下げられなくて苦しんでいるヤツもいた。
目に見えて、手にすることでわかりやすいのは、自分の労働に対する対価だけなんだよ。対価が低いと思うなら、子ども自身が労働力を上げて、稼げるようになればいいだけの話じゃん。俺だったら金じゃなくて、仕事を残すけどね。子どもがやりたいと思う事業に、生前から投資するとか。その道のプロじゃないからわからないけど税金対策になるかもしれないし。金ではなく仕事を残したほうが、自分で稼いだ100万円と、人からもらう1000万円の重みの違いがわかると思うし。子どもを思うなら、金より仕事! を、オススメしたい。
【相談No.119】 子どもがほしいので結婚を焦っていて、2人の男性で迷ってもいます。1人は2歳年下で、ホワイト企業に勤務する誠実な彼ですが顔が好きになれません。もう1人は、同い年でSNSで再会した元カレです。私史上最高のイケメンですが、仕事はフリーターです。相手を顔で選んでもいいのでしょうか。(38歳/女性)
相談者は一度、胸に手を当ててもんでごらん(笑)史上最高のイケメンと別れた理由を、思い出してみようよ。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という言葉があるけど、今は幸せだった記憶しかよみがえってきていないんじゃないかな?
自分とイケメン彼の状況を客観視できていないところも冷静さを欠く原因になっていると思う。イケメンだったらSNSに登録しなくても、リアルな出会いには恵まれているよね? 相談者「だけ」が「再会できた」というストーリーに酔うのは、単なる勘違いなんだよ。彼が相談者以外にも、SNSやプライベートで女性と出会い続けている可能性は大。
選ぶのは相談者自身だから、もちろん止めはしないけど38歳でフリーターの彼は、将来をどう考えているのかな。彼は“顔が職業”で、相談者との再会は「渡りに船」だったかもしれないよ。
金の心配から解放された男は、結婚してもオンナ遊びをするのが、俺の個人的なデータ。「相手を選び放題なのに、なぜ自分を選んだのか」っていう観点で、彼を眺めてみたほうがいい。
極端な例だけど、もしも自分の目が見えなくなったら? 史上最高にイケメンな彼の顔面が加齢や事故で崩壊したら?考えてみてほしい。
PROFILE
小沢仁志(おざわ・ひとし)
1962年6月19日生まれ 東京都出身
主演とOZAWA名義で脚本と製作総指揮も手掛ける還暦記念のアクション映画『BAD CITY』(園村健介監督)が2022年夏公開予定。
公式ブログ
【小沢アニキへの相談大募集!】
お悩みを募集しております。ご希望の方は、ニックネーム・年齢・性別とお悩みを記載してweb@dokant.com、又は 公式Twitterまでお送り下さい!
小沢仁志(おざわ・ひとし)
1962年6月19日生まれ 東京都出身
主演とOZAWA名義で脚本と製作総指揮も手掛ける還暦記念のアクション映画『BAD CITY』(園村健介監督)が2022年夏公開予定。
公式ブログ
【小沢アニキへの相談大募集!】
お悩みを募集しております。ご希望の方は、ニックネーム・年齢・性別とお悩みを記載してweb@dokant.com、又は 公式Twitterまでお送り下さい!
企画・取材・文/内埜さくら 撮影/大駅寿一