新聞記者
「リアル」を打ち抜く衝撃の「フィクション」 現代社会にリンクする社会派エンタテインメント
原案は、東京新聞・望月衣塑子記者の同名ベストセラー「新聞記者」。著者はモリカケ疑惑、辺野古移設問題など政権にとって不都合な事実について、官邸記者会見で鋭い質問を発し続けるジャーナリストとして知られる。本作は、さまざまな妨害や中傷に屈せず、国民の「知る権利」を守るため取材を続ける彼女の姿勢にインスパイアされた完全オリジナル・ストーリーだ。
若手記者・吉岡エリカを演じるのは、韓国の若手トップ女優、シム・ウンギョン。エリート官僚・杉原拓海役には人気・実力ともに日本映画界の最前線をひた走る松坂桃李。日韓の若手演技派による競演が、新しい日本映画の可能性を示す。
東都新聞社会部の若手記者・吉岡エリカ。ある日、彼女のもとに「医療系大学の新設」に関する極秘文書がファックスで届く。首相肝いりの案件らしいが、誰が送ってきたのかはわからない。許認可先の内閣府を洗い始めた吉岡は、神崎というキーパーソンの存在に気付くが、まさに アプローチしようとした矢先、彼は投身自殺を遂げる。
一方、内閣情報調査室(内調)に勤める杉原拓海は苦悩していた。外務省から出向してきたエリート官僚だが、その任務は政権を守るための情報操作やマスコミ工作ばかりだ。彼もまた、外務省時代の尊敬する上司・神崎の死を通じて、官邸が強引に進める驚愕の計画を知ることになる。内調がかけてくるプレッシャーと、誤報を出す恐怖。愛する妻子を抱えた一生活者としての立場と、本当の意味で国民に尽くす人間としての矜持。それぞれのキャリアと人生を賭けた、二人の選択とは。
6月28日より、新宿ピカデリーほか、全国ロードショー
【キャスト】シム・ウンギョン、松坂桃李、本田翼、岡山天音、郭智博、長田成哉、宮野陽名、高橋努、西田尚美、高橋和也、北村有起哉、田中哲司
【スタッフ】監督/藤井道人
【その他】2019/日本/1時間53分
公式HP
(c)2019『新聞記者』フィルムパートナーズ
アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲
1.5億円のカンパでSF超大作が完成
映画史上最凶の軍団に人類絶滅の危機!!
核戦争で自滅し、地球が荒廃して30年後、人々はナチスが月面に作っていた基地で生き延びていたが、エネルギーが枯渇し絶滅の危機を迎えていた。オビは地球に新たなエネルギー源があることを知り、人類を救うため、誰も足を踏み入れたことのない<ロスト・ワールド>へと旅立つ。しかし、そこはナチス<第三帝国>の総統ヒトラーが率いる秘密結社ヴリル協会が君臨する世界だった。
7月12日より、TOHOシネマズ 日比谷ほか、全国ロードショー
【キャスト】ララ・ロッシ、ウラジミル・ブラコフ、キット・デール、
トム・グリーン、ユリア・ディーツェ、ウド・キア
【スタッフ】監督・脚本/ティモ・ヴオレンソラ
【その他】2019/フィンランド・ドイツ・ベルギー/1時間33分
公式HP
ポラロイド
世界を恐怖に陥れた大ヒットホラー製作陣が 再び観る者を絶望の底に叩き落とす!
ある日バイト先のアンティーク店で、年代モノのポラロイドカメラを手に入れたバードは、軽い気持ちで友人たちをポラロイドカメラで撮影するが、なぜか撮影された友人たちが次々と死を遂げていく。バードは撮影した写真に不信な黒い影が映り込み、移動しているのを見つける。その影が死に関係していると確信したバードはポラロイドカメラに隠された秘密を明かそうと立ち向かう。
7月19日より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか、全国順次ロードショー
【キャスト】キャサリン・プレスコット、タイラー・ヤング、サマンサ・ローガン、グレイス・ザブリスキー
【スタッフ】監督/ラーズ・クレヴバーグ
【その他】2017/アメリカ/1時間28分
公式HP
(c)2019 DPC SUB 1A1,LLC
暁闇
互いの孤独を共有し合う少年少女たちの 透明な関係性を瑞々しく描き出した青春映画
中学3年生のコウは、何に対しても無気力な少年。同じ中学で教師を務める父親が生徒からいじめられる様子を無関心な態度で眺めている。別の中学に通うユウカは、街をふらふらしては見知らぬ男たちと束の間の関係を持つ。ユウカの同級生サキは、すれ違う両親の狭間で、行き場のない悲しさを抱えていた。そんな3人は、インターネットで公開されていた音楽に導かれて出会うが…。
7月より、ユーロスペースほか、全国順次ロードショー
【キャスト】中尾有伽、青木柚、越後はる香、若杉凩、加藤才紀子、小泉紗希、新井秀幸、折笠慎也、卯ノ原圭吾、石本径代、芦原健介、水橋研二
【スタッフ】監督・脚本・編集/阿部はりか
【その他】2018/日本/57分