【取材こぼれ話】「LADY’S SEAT INTERVIEW act.324」は佐伯日菜子さん
◆「奥山大史監督から細かい演出的なことはなく、わりとお任せします、みたいなところで演じさせて頂きました。本読みと衣装合わせの段階で、監督のイメージが固まっていたのではないでしょうか」◆「最初にチャド(・マレーン)さんがイエス様を演じると聞いた時は、私は面白いチャドさんしか知らないのでどうなるんだろうと思ったんです。劇中でも面白いんですけど、普段芸人をしているチャドさんと作品では、質が違うんです。でも完成作を観たら、芸を磨かれている方の表現方法だな、と。私の想像ですが、監督はチャドさんがいてくれたことで心強かったでしょうし、安心して役をお任せできたのではないかと思いました」
◆「すごく観て頂きたいのが、別荘のシーン。(佐藤)結良くんの変顔のクオリティーが漫画みたいにメチャメチャ高いです(笑)」
海外の映画祭で大絶賛された『僕はイエス様が嫌い』が5月31日より全国順次ロードショー。メガホンを執ったのは撮影当時21歳と若手の奥山大史さんとあり、国内でも話題を呼んでいる。母親役で出演したキャリア25年の佐伯日菜子さんは本作にどう取り組んだのか。故・樹木希林さんが企画・出演した映画『エリカ38』にも出演し、円熟味を増す女優が二作品への愛を語る。