【取材こぼれ話】「MEN’S SEAT INTERVIEW act.312」は中野裕太さん
◆「ポルトガルに対して最初はほとんど何の印象も全くなくて、イメージするものといえば種子島のピストルとフランシスコ・ザビエルぐらいのカトリック系のイメージでした。現代でいえばサッカーですかね。イタリアとかフランスならまだ馴染みがあるのに、『なぜポルトガルなんだろう?』と思いましたが、いざ行ってみたらすぐに馴染むことができました」◆「18世紀の撮影は、ギマランイスとプラガ、大体この2つの街で撮りました。北ポルトガル方面です。共演した(柄本)佑くんとは、ほぼまともな話はしてない(笑)撮影の合間もふざけ合っていただけで、作品の内容については全くと言っていいほど話しませんでした。それでもチューニングがすごく合った。舩橋淳監督は、僕らに対してというより画に対して『こうあってほしい』という具体像を持っていらっしゃったので、僕らは現場には、即興的に近い空気感で入りました」
日本とポルトガルの合作映画『ポルトの恋人たち 時の記憶』が11月10日より公開。18世紀のポルトガルと現代の日本を繋ぐ、悲恋の物語だ。今回は、本作のために葡語を体得した中野裕太さんが登場(以前から日・英・伊・仏・北京語は日常会話程度で、今作でさらに葡語が加わる!)。初めて訪れたポルトガルの魅力とともに、若い頃に経験した貧乏エピソードも聞いた。本作を観ると、葡へ訪れてみたくなる人が増えるかも!?