パンク侍、斬られて候
日本映画界に新次元の風穴をぶち開ける
前代未聞のエンタテインメントが誕生主演は綾野剛、共演に北川景子、東出昌大、染谷将太、そして村上淳、若葉竜也、近藤公園、渋川清彦、さらに浅野忠信に永瀬正敏、國村隼、豊川悦司と、超豪華キャストが集結して爆発的な世界観を作り上げたのが本作だ。
原作は町田康が2004年に発表した傑作小説。江戸時代を舞台にしながらも、今っぽい口語による滑稽な会話の応酬、次から次へと登場する特異なキャラクター、驚きに満ちたストーリー展開、そしてド肝を抜く大団円。発表から十数年経った今でも色あせない小説を、宮藤官九郎がさらにディープな世界を造りあげるために脚本化。そして監督は世界各地の映画祭にノミネートされる石井岳龍と、日本映画を牽引する面々が揃った。
本格的な時代劇であり、青春ドラマでもあり、恋愛要素も詰め込んだストーリーに、CGが重なって疾風怒濤のアクションを繰り広げていく。合成したカットは細かいものを含めると約870あり、映画後半の合戦シーンでは、ワンカット内に腹ふり衆が約3000人、猿が1億匹も映るという、技術をふんだんに使った場面に注目だ。
ある日、とある街道に一人の浪人があらわれ、巡礼の物乞いを突如斬りつける。自らを“超人的剣客”と表すその浪人の名は掛十之進。掛は、「この者たちは、いずれこの土地に恐るべき災いをもたらす」と語る。発令される隠密ミッション。“10人の男たち”による腹の探り合いと、“1人の女”をめぐる恋の行方。そして“1人の猿”が語り出す驚きの秘密。ハッタリがハッタリを呼び、世界が空転していく…救世主となるのは誰だ?
6月30日より、新宿バルト9ほか、全国ロードショー
【キャスト】綾野剛、北川景子、東出昌大、染谷将太、浅野忠信、永瀬正敏、 村上淳、若葉竜也、近藤公園、渋川清彦、國村隼、豊川悦司
【スタッフ】監督/石井岳龍
【その他】2018/日本
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(c)エイベックス通信放送
菊とギロチン
女相撲一座とアナキストたちが心を揺さぶる
自由を求めた古き良き時代の青春群像劇大正末期、軍部が権力を強めるなか、これまでの自由で華やかな雰囲気は徐々に失われ、人々は貧困と出口の見えない閉塞感にあえいでいた。ある日、東京近郊に女相撲一座「玉岩興行」がやって来る。ワケあり娘ばかりが集まった一座の興行の日、会場にアナキズム運動を牽引する「ギロチン社」が見に来ていた。「差別のない世界で自由に生きたい」という願いは、彼らを結び付けていく。
7月7日より、テアトル新宿ほか、全国順次ロードショー
【キャスト】木竜麻生、東出昌大、寛 一 郎、韓英恵、渋川清彦、 山中崇、井浦新、大西信満、嘉門洋子、大西礼芳、山田真歩、ほか
【スタッフ】 監督/瀬々敬久
【その他】2018/日本/3時間9分
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(c) 2018 「菊とギロチン」合同製作舎
セラヴィ!
『最強のふたり』監督コンビが贈る最新作
優しさと愛に満ち溢れた人間賛歌ウェディングプランナーとして、30年間数えきれない挙式をプロデュースしてきたマックスは、近頃“引退”の文字が頭をよぎる日々を過ごしていた。そんな折、17世紀の城が会場となる豪華絢爛な結婚式の依頼が舞い込んだ。完璧な式を演出しようと、あらゆる準備を整えて当日を迎えたのだが、集まったチームメンバーは、なんと全員ポンコツ! 結婚式は大惨事と化してしまう…。
7月6日より、渋谷・シネクイントほか、全国ロードショー
【キャスト】ジャン=ピエール・バクリ、ジル・ルルーシュ、 ジャン=ポール・ルーヴェ、ヴァンサン・マケーニュ
【スタッフ】監督・脚本/エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ
【その他】2017/フランス/1時間57分
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(c)2017 QUAD+TEN / GAUMONT / TF1 FILMS PRODUCTION / PANACHE PRODUCTIONS / LA COMPAGNIE CINEMATOGRAPHIQUE
焼肉ドラゴン
“明日はきっとえぇ日になる。”が合言葉
小さな焼肉店を舞台に贈る人間模様万国博覧会が催された高度成長期の1970年。関西の地方都市の一角で、ちいさな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む亭主・龍吉と妻・英順は、静花、梨花、美花の三姉妹と一人息子・時生の6人暮らし。戦争のつらい過去は決して消えないけれど、騒がしい常連客に支えられ、明るく生きていた。何が起きても強い絆で結ばれた「焼肉ドラゴン」だが、次第に時代の波が押し寄せてくるのだった。
6月22日より、全国ロードショー
【キャスト】真木よう子、井上真央、大泉 洋、桜庭ななみ、大谷亮平、ハン・ドンギュ、イム・ヒチョル、大江晋平、宇野祥平、ほか
【スタッフ】監督・脚本/鄭 義信
【その他】2016/日本/2時間6分
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(c)2018「焼肉ドラゴン」製作委員会