【取材こぼれ話】「異能者 ちょっとお話いいですか?」に小林勇貴さん
◆小学校5年生の時に映画『バトルロワイヤル』を見て衝撃を受けたという小林勇貴監督。「めちゃめちゃ怖かったですね。修学旅行に行く前にガスで眠らされて、子どもたちが殺し合う話だったので、『え?来年の修学旅行ってこういうことするの……?』って真実味が凄かったです」◆バイオレンス映画『ヘドローバ』(17年)では、銭湯で大量の不良たちがフルチンで大乱闘するシーンを撮影。撮影時は小林監督自身もフルチンになった。「一番初めに俺がスッポンポンになれば、みんなのハードル下がりますよね。『フルチンになるなんて何てことないんだよ』って思ってもらうためにそうしました」
◆本物の不良たちが出演していることでも話題を呼んだ小林監督の作品。その中にはプロの役者になった人も。「『ヘドローバ』でもメインの役どころで出演し、ベテランの役者さんたちと見事に渡り合ったウメモトジンギ君は、その演技がきっかけで事務所に入りました。井筒組のオーディションで評判が良かったり、入江悠監督の映画のオーディションにも受かって出演したりして、一気にその事務所の看板役者になっちゃったんですよ。俺も鼻が高いでし、凄くうれしいです」
青春バイオレンス作品『孤高の遠吠』は、静岡県富士宮市で起きた事件がもとになっており、出演している役者も本物の不良。拉致、リンチ、監禁、拷問、抗争、復讐、反逆が、恐るべきリアリティで画面から押し寄せる。『全員死刑』で商業映画に進出し、同作のワールドプレミアでフルチンになったこともニュースになった小林勇貴監督に、その映画作りのルーツとなった少年時代の経験や、映画に込めた怒りについて聞いた。
PROFILE
小林勇貴(こばやし・ゆうき)
1990年9月30日生まれ、静岡県富士宮市出身。
『Super Tandem』で第36回PFF入選、『NIGHT SAFARI』でカナザワ映画祭グランプリ、『孤高の遠吠』でゆうばり国際ファンタスティック映画祭グランプリ。実話ベースの物語に本物の不良を出演させるなど野蛮かつ大胆な作風が話題となり各メディアに取り上げられ、多くの著名人が絶賛。昨年11月に間宮祥太朗主演の『全員死刑』で商業監督デビューを果たし、12月には2作目の商業映画『ヘドローバ』が公開。『全作小林DVD-BOX』好評発売中。今最も話題の若手映画監督の1人だ。
公式Twitter
小林勇貴(こばやし・ゆうき)
1990年9月30日生まれ、静岡県富士宮市出身。
『Super Tandem』で第36回PFF入選、『NIGHT SAFARI』でカナザワ映画祭グランプリ、『孤高の遠吠』でゆうばり国際ファンタスティック映画祭グランプリ。実話ベースの物語に本物の不良を出演させるなど野蛮かつ大胆な作風が話題となり各メディアに取り上げられ、多くの著名人が絶賛。昨年11月に間宮祥太朗主演の『全員死刑』で商業監督デビューを果たし、12月には2作目の商業映画『ヘドローバ』が公開。『全作小林DVD-BOX』好評発売中。今最も話題の若手映画監督の1人だ。
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