【取材こぼれ話】「MEN’S SEAT INTERVIEW act.301」は出合正幸さん
◆「僕が所属する事務所の会長でもある柿崎(ゆうじ)監督からは、ご自身が経営する警備会社のことは以前から聞いていたんです。映画に登場したような警備会社に貢献してくれた社員たちががいるから、今の会社があると。だから映画化が決まった時は、どんな役でもいいから出たいと強く思っていました」 ◆「女性同士がケンカをするシーンがものすごく生々しくて、目の前で見ていたら一瞬、素に戻ってしまったんです。もし現実で女性同士があそこまで激しく戦ったら引いてしまうのでは…と、カメラが止まった後に思いました」
◆出合さんは本作の前に木村拓哉さんの主演ドラマ『BG〜身辺警護人〜』に6話から出演していましたよね。「この映画の撮影が終わってからドラマに入ったので、どうしても身辺警護人に感情移入しがちだったんです。なので監督に江口(洋介)さんが演じる落合(義明)の気持ちを理解したほうがいいのか確認しました。監督から『落合はああいう人柄だから、根本はビシッと厳しく決めていこう』という演出を頂き、助かりました」
ドラマ『BG〜身辺警護人〜』や『特捜9』などで渋い役柄を好演した俳優出合正幸さんが出演した映画『第二警備隊』が6月16日から公開。作品で見せる顔とは一変、インタビューでは素朴で純真という意外な(!?)素を出しつつ、取材陣を笑わせながら気さくに語ってくれた。彼が「もう少し若かったら自分も身辺警護人をやってみたかった」と思うほどに至った本作の魅力とは――。