【取材こぼれ話】「異能者 ちょっとお話いいですか?」は村田らむさん
◆ひとつの場所で複数のネタを拾ってくることが多いらむさんは、負担してくれる出版社に「気兼ね」するのが嫌だという理由から、取材経費はほとんど自腹。仮に自己負担で韓国などに渡航しても、最終的には黒字化も可能なため「そのほうが楽」だとか。
◆取材対象の話はとにかくじっくり聞くというのがらむさんの基本姿勢。ゆえにホームレス取材などでは、とりとめのない身の上話をたっぷり2時間近く聞くこともあるのだとか。「テープ起こしをしても、なに言ってるか分からないことはザラ」なのはご愛嬌だ。
◆商業誌デビューは、小誌ドカントと同じ求人誌『フロムエー』のイラスト仕事。それをきっかけにスポーツ紙の挿絵などを任されるようになったことが今日の礎になったという。「どこの馬の骨とも知れない若者にとってはありがたい媒体だった」とは本人談。
普通の人なら躊躇するような場所や人にも果敢に突撃していく怖いもの知らずな行動力と、さまざまな表現ツールを巧みに使いこなす器用さで、出版業界に独自の地位を築きあげる、村田らむさん。いまや〝ライフワーク〟ともなっているホームレスへの取材をはじめ、20年以上にわたってニッチな分野をマルチに開拓してきた男のプロとしての矜持を、ご本人にうかがった。
◆ひとつの場所で複数のネタを拾ってくることが多いらむさんは、負担してくれる出版社に「気兼ね」するのが嫌だという理由から、取材経費はほとんど自腹。仮に自己負担で韓国などに渡航しても、最終的には黒字化も可能なため「そのほうが楽」だとか。
◆取材対象の話はとにかくじっくり聞くというのがらむさんの基本姿勢。ゆえにホームレス取材などでは、とりとめのない身の上話をたっぷり2時間近く聞くこともあるのだとか。「テープ起こしをしても、なに言ってるか分からないことはザラ」なのはご愛嬌だ。
◆商業誌デビューは、小誌ドカントと同じ求人誌『フロムエー』のイラスト仕事。それをきっかけにスポーツ紙の挿絵などを任されるようになったことが今日の礎になったという。「どこの馬の骨とも知れない若者にとってはありがたい媒体だった」とは本人談。
普通の人なら躊躇するような場所や人にも果敢に突撃していく怖いもの知らずな行動力と、さまざまな表現ツールを巧みに使いこなす器用さで、出版業界に独自の地位を築きあげる、村田らむさん。いまや〝ライフワーク〟ともなっているホームレスへの取材をはじめ、20年以上にわたってニッチな分野をマルチに開拓してきた男のプロとしての矜持を、ご本人にうかがった。