File.39 日本プロ麻雀協会 ふゆつみ千明プロ
──冒頭から恐縮ですが胸が、大きいですね! 何カップありますか?
「えー! 恥ずかしいのでナイショです(笑)私、すごく太りやすい体質なんです。両親は太ってませんが、お父さんの兄弟がすご〜く大きいので、ちょっと遺伝もあるのかな。食べることと甘いものが大好きなので、なかなかダイエットは難しいです(笑)」
──麻雀プロとして活動しながら、普段は漫画家としてお仕事されているそうですが、描かれているキャラクターも巨乳のコが多いですよね。
「可愛くてセクシーな女の子を描くのが好きだったので、自然と胸を大きく描くようになりました。イラストを描く時は、グラビアタレントさんの写真を参考にしたりもしてますよ」
──イラストのテイストは萌え系なんですね。
「世代的に『ジョジョの奇妙な冒険』と『HUNTER×HUNTER』が好きですけど、よく言われます。女性の持つ完璧なフォルムのもっと先というか、同性でも絶対に手に入れられないようなスタイルと顔って男性に刺さりやすいんですよね。読者の方から『可愛い』と言ってもらえるのが醍醐味なので、追求して今はあのテイストにしています」
──そもそもイラストを描くことに興味を持ったきっかけは。
「元から絵を描くことは好きでしたけど中2の頃、同人誌の世界にハマッてきちんとしたキャラクターの絵を描いたことがきっかけです。当時から同人誌を作っていたのですがお金がないので、コンビニのコピー機を使って手作業で作っていました」
──以降の漫画家人生の歩みは。
「高校3年間は同人誌から離れていたのですが進路を決める時に初めて母に『絵に進みたい』と打ち明けたんです。そして受験勉強を始めるタイミングで予備校に通い、宝塚造形芸術大学(現:宝塚大学)に入りました。入学してコミケに参加するようになった頃、可愛い女の子が描かれた作品に興味が沸いて、パソコンで絵を描く方法を描きながら自分で覚えたんです。油絵を専攻したので大学生活が今の活動に活きているかと問われると微妙ですけど」
──麻雀を始められた経緯は?
「関西はサンマが主流なんですけど、友達2人から『千明も覚えて』と言われ、教本とMJというゲームで覚えました。同時期にバイトも探していたので、雀荘のウエイトレスのバイトも始めて今に至ります」
──女流プロと漫画家。男性が口説くには難しい職業かと。
「一般的にはそう思われているかもしれないですね。個人的にはそんなことないと思うんですけど…。私は恋人とずーっと一緒にいたいタイプなんですよね。お仕事が終わったら毎日まっすぐ帰ってきてくれたり、休日も家にいてくれたら嬉しいなあと。そんな性格なので、男性には重い女だと思われてしまうかも(笑)」
──絵を描く仕事をしながらの麻雀プロ活動。今後、女流プロとしての目標はありますか?
「プロ活動をしていてやり甲斐を感じているのは年間通して戦うリーグ戦なんです。昇級したり降級したり、なかなか結果を出せずにいますが、いつか頂上の女流雀王になれるようにこれからも頑張っていきたいです!」
企画・取材・文/内埜さくら 撮影/近藤誠