File.35 日本プロ麻雀連盟所属 和久津晶
──「女は肌を露出していないとダメ」というポリシーの持ち主だけあり、今日の私服も素敵ですね。
「太りやすい体質だからこそ、肌を出すことを自分に課しているんです。他人に見られている意識を持つことで体は引き締まりますからね。年を重ねてから太ると若い頃のようにムチムチするわけではなく、たるんだ体つきになってしまいますし(笑)だからこそ、体型の維持には日頃から気を遣っています」
──具体的な体型維持方法は?
「食前に寒天を食べるダイエットは8年前から今も続けていて、最大で15キロ痩せました。私にとってダイエットは生活サイクルの一部であり、特別なことではないんです。最近、筋トレの種類を少しずつ増やしたら今は1日40分は必ずしていますし。22歳から17年間、毎日1リットルの野菜ジュースも飲んでいます」
──そこまでストイックに自分を追い詰められる理由が知りたいです。
「格好良くて強い雀士であり続けたいからです。カッコイイが私にとって最高の褒め言葉なんですけど、これは4歳上の兄の影響なんです。空手を習っていた兄はいつも強くて格好良くて、私の憧れでした。幼い頃は兄の私服ばかり着ていたんです」
──小麦色の肌も格好良さに一役買っていますよね。
「今は少しでも色が抜けると『白くなった?』と指摘されるので(笑)1ヶ月に一度は日焼けサロンに通っています。この見た目のせいで怖がられることもありますけど、全ての人に好かれるのは無理ですから」
──ですがバラエティ番組への出演でファンが急増したのでは。
「1〜2ヶ月でツイッターのフォロワーが4000人以上増えました。ぶりっ子系が苦手な女子が多いみたいですね。かわいい雀士枠も必要だと思いますけど、どちらにしてもプロとしての強さを備えていてキャラが立っていればいいのかな、と」
──和久津プロはタイトル戦で優勝していて、強さも備えていますよね。
「麻雀は選手としての寿命が長いので、『努力が才能を凌駕する』という信念の元、強くなるための勉強は地道に続けています。他のプロの対局を見ているだけでも学べるので、移動時間や筋トレ中にタブレットで公式戦を鑑賞することを日課にしているんです。練習する暇がないからといって、ボーッとしていたら時間がもったいないと思うので」
──やはりストイックですが、恋人に求める条件も厳しいですか…?
「いえいえ(笑)パートナーに麻雀の強さは求めませんし、お互いにリスペクトできる相手であれば」
──ホッとしました(笑)ではプロとして今後行っていきたいことは。
「大学生ぐらいの若い方や未経験者の方も、趣味の一環として気軽に雀荘へ遊びに来てもらえる活動をしていきたいです。もっと健康的なイメージを普及させていきたいですね」
PROFILE
和久津晶(わくつ・あきら)
1978年2月17日東京都生まれ。趣味は一人旅。
第9期&12期・プロクイーン決定戦優勝。天空麻雀16女性大会優勝。
公式Twitter
和久津プロがいるお店
『まあじゃん まっすー』
公式HP
和久津晶(わくつ・あきら)
1978年2月17日東京都生まれ。趣味は一人旅。
第9期&12期・プロクイーン決定戦優勝。天空麻雀16女性大会優勝。
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企画・取材・文/内埜さくら 撮影/近藤誠