【取材こぼれ話】「LADY’S SEAT INTERVIEW act.255」は小宮有紗さん
◆「時に台詞って、その登場人物が本心からは考えていない言葉を口に出すこともあると思うんです。だけど彦乃は裏がないというか、すべて素直な気持ちから発しているんですね。だから思ったままを口にするだけでした。あとはみなさんにいろいろと手を差し伸べて頂いたんです」◆「私は、栃木出身なんですけど日光に竹久夢二さんの美術館があって、名前だけは存じ上げていたんです。だから、出演が決まってからきちんと美術館へ足を運び、画集を見たりして勉強しました」
◆「最初の教会でのシーンは、クランクインした日で夢二役の駿河さんに初めてお会いした日でもあったので、いい意味でリアルにドキドキしながらお芝居できました」
明治、大正、昭和の3時代を駆け抜けた、日本最初のポップアートアーティスト竹久夢二氏の本質を浮き彫りにした話題の映画『夢二~愛のとばしり』が7月30日より公開。夢二に一途な愛を貫く彦乃役を演じたのは女優の小宮有紗さん。「今までのイメージを覆すような役だからこそ、覚悟を決めて臨んだ」と語る撮影秘話を、恋愛観とともに語ってもらった。