File.23 最高位戦日本プロ麻雀協会所属 樋口栄佳プロ
──麻雀に興味を持った経緯は?
「私、ダンサーを目指してたんです。幼稚園の年中から18歳までバレエを習っていて、舞台芸術を学べる高校に進学しました。
でも高校を卒業したらなぜか熱が冷めて、ダンス以外に自分ができることがないかと、フリーターをしながらずっと探していたんです。ちょうどその頃、撮り溜めしてた番組の広告に麻雀漫画の『咲ーSakiー』があって、やってみたいと思ったのが最初です」
──きっかけは広告なんですね。
「ついつい見ちゃうんですよね。ネットの広告も『痩せる!』と書いてあると、『痩せるわけないよ〜』と分かっているのにクリックしてDMが届く、の繰り返しで。 引っかかりやすいのかも」
──(笑)ではそこからどうやって麻雀を始めるように?
「まずはネットでやってみたんですけど理解できなくて、男性よりは女性に習いたかったから、女子麻雀サークルの『マグネット』に参加してみました」
──同性の方が習いやすかった?
「ワイワイキャーキャー言いながら楽しく教えてもらえるんじゃないか、という想像はしました。学生時代、男子と接する機会が少なかったことも理由ですね。高校時代のクラスにいた唯一の男子も、女子に囲まれているせいか徐々にオネエ言葉になってたから、異性だとは思えなかったですし」
──なるほど。そこからプロへの道のりは。
「知人にお店を紹介してもらって働き出してから、女流プロという職業があることを初めて知ったんです。ただ、自分の中では麻雀ってグレーなイメージがあったから検索してみたんですね。そうしたら、プロは競技に参加すると知って、長年運動を経験してきた私には『麻雀はスポーツなんだ!』と思えたんです。私、バレエを習っていた頃はある程度型が決まっているクラシックバレエよりも、フリーな表現ができるジャズダンスが好きだったんです。麻雀も辿り着くまでの手段や押し引きが自由だから、自分に向いてる職業だと思いました。だから私にとって雀卓は、ダンスを踊る舞台と同じなんですよね」
──そして昨年7月にプロデビューしましたが、樋口プロは樋口清香プロの妹分なんですよね。
「血はつながっていないんですけど、樋口栄佳って本名なんです。そうしたら清香さんが『同じ樋口つながりだね』と声をかけてくださったんです。あんなに美しい方の妹分にして頂けるなんて、今でもラッキーだと思っています」
──諸先輩方から可愛がられている情報も入ってますよ。ゲストに呼ばれる機会も多いですよね。
「お酒を飲むといつもよりオープンな性格になるからかもしれません。先輩がいても遠慮せず飲むんで、面白いヤツがいるぞって話になって呼んで頂けることもあるので。ただ最近、弱くなったんですよ。20歳の時は日本酒1升飲めたのに、今はコップ1杯で眠くなるんです。ビールならジョッキ5杯は軽く飲めるんですけどね」
──十分酒豪です(笑)最後にプロとして今後の目標を。
「女流最高位のタイトルを獲りたいというのが第一の目標です。コンビニのメープルマーガリンホットケーキをかじってから試合に出ると半荘の成績がいいから、ゲン担ぎしながら狙っていきます。あとは、40歳ぐらいまでに自分の麻雀店を持つのも夢の1つですね」
PROFILE
樋口栄佳(ひぐち・はるか)
1991年4月26日埼玉県生まれ。
趣味は音楽鑑賞(好きなアーティストは米津玄師、ボンジュール鈴木、ENSO)。2015年7月プロデビュー。
公式Twitter
樋口栄佳プロと会えるお店はココ!
ノーレートフリー麻雀 しぶとん 〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂2-10-12
新大宗ビル3号館3階
TEL:03-5456-8158
JR山手線 渋谷駅西口徒歩5分 半蔵門線 渋谷駅2番出口徒歩2分
※勤務曜日と時間は要問い合わせ。
樋口プロのブログやツイッターでも確認できます。
公式HP
樋口栄佳(ひぐち・はるか)
1991年4月26日埼玉県生まれ。
趣味は音楽鑑賞(好きなアーティストは米津玄師、ボンジュール鈴木、ENSO)。2015年7月プロデビュー。
公式Twitter
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ノーレートフリー麻雀 しぶとん 〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂2-10-12
新大宗ビル3号館3階
TEL:03-5456-8158
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取材・文/内埜さくら 撮影/花井智子