2012年に「第37回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを受賞し女優デビュー。ＮＨＫ連続テレビ小説「あまちゃん」や「マッサン」など話題作に出演し、着々と実力を積み重ねている優希美青さんがヒロイン役を務める映画『ＧＯＺＥＮ―純恋の剣―』が７月５日に公開。ピュアに恋する女の子役への思いにちなんで、一目惚れしたという“コナン愛”も語り尽くしてもらった。
──台本を読んで、神谷八重はどんなコだと思いましたか？
「八重は不治の病を抱えていて余命いくばくもありませんけど、前向きでかつ自分をきちんと持っている女性だと思いました。心の中に強い芯を持っているんです。八重と恋仲になる、犬飼貴丈さんが演じた青山凛ノ介に対する想いは一途でまっすぐに凛ノ介を思うところが、“ザ・純愛”で素敵だなと思いました」

──演じる際、石田秀範監督からはどんなアドバイスが。
「八重はいつ死ぬか分からないという、恐怖の中で生きているんです。自分のお母さんと同じ病に侵されていて、命が長くないことは知っている。そういった、生きる希望がない時に凛ノ介と出会い、『もっと長く生きたい』と願うようになった女性です。だから、ひたむきに、可愛らしく演じてほしいとおっしゃっていました」

──八重役になぞらえて、優希さんの好みの男性のタイプも聞こうと思ったのですが。『名探偵コナン』のコナンくんですよね？
「コナンくんには一目惚れで、将来結婚したいタイプなんです。メガネをかけて、サスペンダーにリボンというファッションが似合う男性って、なかなかいないじゃないですか。スポーツ万能ですし、好きな人を命がけで守るというところは凛ノ介と重なるんですけど、その思いを貫き通すところが好きです。推理中の姿も好きですし、犯人が犯した罪をちゃんと償わせる性格も素敵ですし。すべてが完璧で、非の打ちどろこがないんです。だから私も、身長が低い人と出会いたいなと思っています」

──部屋にはコナンくんグッズがあふれているとか。
「壁にはコナンくんのパズルや絵が貼ってあります。テーブルにはフィギュアが飾ってあるんですが、置ききれなくて“コナンBOX”に収納してあります。人形はベッドのヘッド部分に飾ってあって。母は私の“コナンくん愛”を理解してくれていて、新しい情報を教えてくれたりもしますね」


【関連リンク】空いた時間で副収入！ドライバーの求人はこちら ──映画のお話も。凛ノ介とのキスシーンは衝撃的でした。
「私も台本を読んだ時に『かなり急にするんだな』と思って、八重の気持ちを理解するまでに結構、時間がかかったんです。ですが監督に、『あとどれぐらい生きられるか分からないし、凛ノ介のことも心配だし、会えない時間に募ってきた想いをぶつけるような気持ち』と説明して頂いたんです。その説明を聞いたら八重の気持ちに寄り添うことができました」

──好きなシーンは？
「御前試合（※武家時代、将軍や大名の面前で行った武術の試合）です。女のコやお子さんが観ても、楽しくてワクワクするシーンだと思います。キャラクターによって必殺技が違うのが面白いんです。凛ノ介の必殺剣技・一竜剣鎌風が一番かっこいいんですけど、個人的には武田航平さんが演じた、寺脇甚八郎の蹴り技も好きです」

──見どころ満載ですが、最後に今一度、本作の魅力を聞かせて下さい。
「私も出来上がった映画で初めて観たのですが御前試合のシーンは、とても勢いがありかっこよくて目が離せないシーンになっていました。男同士の負けられない戦いが描かれていますが、凛ノ介と八重の純愛にもぜひ注目して頂きたいです。久保田悠来さんが演じた町医者・真咲一馬の、ラストの豹変ぶりも楽しみにしていて下さい」

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