【取材こぼれ話】「MEN’S SEAT INTERVIEW act.319」は川瀬陽太さん
◆「3月23日公開の映画『天然☆生活』は、田舎でダラダラしているウルトラニートのおっちゃんが、都会から天然生活を求めてやってきた無邪気な家族との騒動を描いたお話です。僕がとある場所でロケをした時に、地元に住んでいる方が『あの人たち、交流しないんですよ』と言っていた記憶があって。自分が思っている“ナチュラル”を持ち込むらしいんですけど、永山正史監督と『ちょっとそれって変じゃない』というところで共感しました。観ている人の10人中9人が分からなくても、1人が『やっぱりそうだよね』と思ってくれたらうれしいです」◆「(“間接的”な濡れ場は)普通の俳優さんが台本を読んだら、引くかもしれませんが(笑)僕は『いまおかさん、こう来たか』と思いました。映画をご覧頂ければ分かりますが、あの手は僕です。映画的な面白みが詰められていて、たいしたことではありませんが、やっていても楽しかったです」 ◆不倫する妻への安春の対応について。「かなりオロオロしますけど、好きだからそれ以上のことが思いつかないんでしょうね。安春のような人間は見る人によって捉え方が異なり、優柔不断と受け取る人もいれば優しいと感じる人もいるかと。ああいったキャラクターは、いまおかさんの好きな人間の投影だと思っています」
ファッションモデルと精肉店の店主がテレパシーでつながる切なくて不思議な感覚が味わえる映画『こえをきかせて』が4月6日(土)から8日(月)まで渋谷ユーロライブにて限定公開。肉屋の主人、安春を演じた川瀬陽太さんに、本作のメガホンを執ったいまおかしんじ監督、艶姿を披露した渡辺万美さんとのエピソードや作品の魅力とともに、俳優業への信条を聞いた。
PROFILE
青柳