File.52　日本プロ麻雀協会　日當ひなプロ

──学生時代はバレーボール部に所属していたそうですね。
「小３から中３までずっと、センタープレイヤーでした。でも、高校入学と同時に辞めたんです。進学校で担任の先生が『クラスで成績１位じゃないと部活はＮＧ』というスタンスだったので。高校に入ると、ネットが高くなってボールも重くなるうえに、身長が１４７センチという理由もあります」

──高校卒業後は？
「就職して事務や経理、派遣する企業の営業マンやとして働きました。21歳の誕生日に上京しました」

──麻雀との出会いは。
「上京して１ヶ月間だけ、ニートをしていた時期があったんです。パチンコとスロットが趣味で、毎日遊び歩いていました。でも、スロットで８万円負けた日があって。８万円も負けるなんて、めっちゃクズですよね（笑）漫画の『咲-saki-』を読んでいたのと負けた勢いで、１人でフリー雀荘に入ったのが麻雀を始めたきっかけです。当時は秘書の仕事を辞めようか悩んでいて、『メンバーになりませんか？』と声をかけられて雀荘で働き始めました。でも、両親に『雀荘でフリーターをしている』とはとても言うことができなくて、麻雀を生業にしたんです」

──麻雀に魅了された理由は？
「同じ流れを一生に一度しか経験できないところです。本当に楽しくて、負けても次の日には打ちたくなるんです。私、何事に対してもハマると夢中になりやすいんです」

──それは恋愛においても？
「ハマりますね。私、ワガママですけどね。放っておいてほしい時とかまってほしい時を、相手に合わせてもらいたいんです。だから、精神年齢が大人な人がいいです」

──他に好みのタイプの条件は。
「他人に優しい人が好きです。おつき合いする前に、飲食店スタッフへの対応とか共通の友達への接し方をチェックします。そこに本当の心根が現れていると思うので。あとは、お酒が飲める人ですね」

──お酒、好きですもんね。
「一度、全く飲めない人とおつき合いしたことがあるんですけど、微妙な感じでした（笑）酔った私を冷めた目で見ている気がして。昔は芋焼酎が好きだったんですけど、一度吐いたら全身の毛穴から芋のニオイがして飲めなくなったんです（笑）今は痩せやすいと聞いたウイスキーをハイボールにして飲んでいるんですけど、種類は何でもいいから一緒にお酒を楽しめる人がいいです」

──最後にプロとしてと、プライベートでの目標を。
「プロとしては、５年以内に女流雀王戦のタイトルを獲りたいです。プライベートでは10キロ…は厳しいので、５キロ痩せたい。自分に甘いタイプで、昨日もお酒を飲んだ後にラーメンを食べてしまって。筋肉がついたメリハリボディがほしいです」