File.21 日本プロ麻雀協会所属 朝水柚菜プロ
──麻雀初体験はいつですか。
「小学校高学年です。当時麻雀にハマっていた父が、母と私と妹に覚えさせようとしたんですけど、3人とも理解できずに1日で卓を囲まなくなりました。私は気になったからパソコンでゲームをしてみたんですけど、上がれない理由が分からないから興味がわかなくて、それきり打つ機会もなくて。 ただ、家族と趣味を共有したかった父は、寂しかったでしょうね」
──では本格的に麻雀に目覚めたきっかけは?
「飲食店でフリーターをしていた20歳の頃、仕事が終わるとお店と同じビルにあるバーへよく遊びに行ってたんです。そのバーに来てた雀荘の店員さんと仲良くなって、フリーで打ちに行ったのがきっかけです。その人に『覚えたいならバイトすれば』と言われて雀荘で働くようになったんですけど、半年ぐらい私の後ろについてルールを教えてくれた店員さんがいるんですね。私、その人を未だに“師匠”と呼んでいるんですけど、レアケースが起きた時に『教えてもらったのと違う!』と師匠に逆ギレしたことがあって。イチから基本を教えてくれてたのに、今も反省しています…(笑)」
──そこからプロになる経緯は。
「バイトしてた雀荘に来ていた真希夏生プロに、『プロになった方が自分のためだよ』とアドバイスをして頂いて、プロテストを受けました。2012年の9月からプロとして活動をしています」
──プロになって良かったと感じる瞬間はありますか?
「働き出して初めて、仕事が生きがいだと思えるようになりました。プロになる前の私はやりたいこともなかったし、趣味の旅行費用を稼ぐためだけに働いていたようなものですから。麻雀の、答えがない面白さを追求するのもプロとしての醍醐味です。同じメンバーで卓を囲んでも絶対に同じ牌と結果は巡ってこないし、調子が悪い時は見えない不思議な力も感じますし。でも、すぐにクリアできないからこそ、麻雀って面白いんだと思います」
──「すぐにクリアできないから面白い」のは恋愛も?
「そうかもしれません。私、クマさんみたいなシルエットをしている太った人がいいんです。あのフォルム、プーさんみたいで癒やされますよね(笑)その上最近、笑わせてくれる人というのも条件に加わってしまって。仕事は楽しいんですけど接客しながら勝負するから実は結構、神経を使うんです。だからプライベートは笑わせてくれるクマさんみたいな人がいたら最強ですけど、そんな人を見つけるのは難関のような気がします」
──常勤のほかにゲストとしても大忙しですからね。
「大きな大会とゲストって大抵土日なんです。日が重なるから今まではゲストを優先していましたけど、これからは積極的に大会にも出て行きたいですね」
──大会に出場する機会が増えたらお父様も喜ぶのでは。
「父とは反抗期にケンカして以来、話す機会が減っているんです。だから私がプロになったことは母から父に伝えてもらったんですけど『地頭が悪かったらできない仕事だ』と喜んでくれているみたいです。大会に出たら喜んでくれるでしょうし、いつか父と卓を囲むのも夢ですね」
PROFILE
朝水柚菜(あさみ・ゆずな)
9月13日神奈川県生まれ。趣味は旅行とスノーボード。月に一度不定期で武蔵小山にある『麻雀ガールズバーR』に出勤。
公式Twitter
朝水柚菜プロと会えるお店はココ!
フリーマージャン スリーファイブGO55 町田店
〒194-0013
東京都町田市原町田4-2-14 ミサワビル4F
TEL:042-728-4575
営業時間:8:00~24:00
JR町田駅北口から徒歩3分
※勤務曜日と時間は要問い合わせ。 朝水プロのブログやツイッターでも確認できます。
お店HP
朝水柚菜(あさみ・ゆずな)
9月13日神奈川県生まれ。趣味は旅行とスノーボード。月に一度不定期で武蔵小山にある『麻雀ガールズバーR』に出勤。
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フリーマージャン スリーファイブGO55 町田店
〒194-0013
東京都町田市原町田4-2-14 ミサワビル4F
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取材・文/内埜さくら 撮影/花井智子