File.56 日本プロ麻雀連盟所属 小島優プロ
──お祖父さまは〝ミスター麻雀〟と呼ばれた故・小島武夫氏ですが、歴史はご存知ですか?
「『麻雀新撰組』(作家・阿佐田哲也氏、元プロ雀士の古川凱章氏と結成)を結成してテレビ番組の『11PM』に出演したり、日本プロ麻雀連盟を設立したという、ウィキペディア並みの情報だったら知っています。戦術本は家に数冊ありますが、自叙伝の『ろくでなし 伝説のミスター麻雀、酒と女とカネの無頼75年』は読んでません。読まないように言われたので」
──生前に接した記憶は。
「4歳の時以来、成人するまで会っていなくて、麻雀を教えてくれたのは20歳の頃に結婚を考えて交際していた元カレなんです。次に会ったのは21歳ぐらいの時でした。大阪の麻雀店でバイトをしていた頃、『健康麻雀の大会があるから、優も参加しなよ』と誘われたんです。バイト中、お客さんにおじいちゃんの話をされて『プロになったら?』と勧められていたので話をしたら最初は反対されて。でも、ある大会で私が2年連続で小四喜と国士無双で上がったら、『才能があるかもしれない』と、許してくれたんです」
──そこからプロへの道のりは。
「周りに遊ぶ場所がない奈良のお店で働きながら1年間、麻雀修行をして25歳でプロになって上京しました。『小島武夫の孫だから』という贔屓目で見られたくないので、ある程度打てるようになりたかったんです」
──プロになったのは10人のお孫さんのうち、小島プロだけだとか。
「隔世遺伝ではないですけど、家族全員(血液型が)A型なのにおじいちゃんと私だけがO型で一緒なんです。少しは血筋をもらえたかな、と」
──比較されることもあるのでは?
「麻雀番組に出ると解説者の方が必ずと言っていいほど名前を出すんですけど、〝魅せる麻雀〟が信条だったあの打ち方は、おじいちゃんだからできたことなんです。生前に言っていました。『俺はナルシストだから、打っている最中は後ろから人に見られていたい』と。失敗したら恥ずかしいから嫌がる人が多いのに、すごい発言ですよね。もちろん私も人を感動させられる打ち手を目指していますが、年齢を経て吸収したあの打ち方をマネするのは、かなり長い道のりだと思っています」
──では、プロとしての目標は。
「各団体が今、麻雀へのイメージを変えようとしている最中なので、健康麻雀を推していきたいです。初心者のみなさんは巣鴨にある日本プロ麻雀連盟本部道場にいらして下さい。健康麻雀は年配の方が多い印象を持っている方もいるかもしれませんけど、巣鴨は20〜30代の男女がたくさんいて、年齢層が若いんです。講師が優しく教えてくれますし、たまに私もいます。慣れている方は『麻雀 CABO(カボ) 池袋店』に会いに来てくれたらうれしいです。あとは、今でも大きな対局前に会いに行くおじいちゃんに、勝っていい報告をすることが目標です」
PROFILE
小島優(こじま・ゆう)
1986年5月25日愛知県生まれ。趣味はショッピングと海外旅行。月2回「麻雀 ゴールドラッシュ亀戸店」に勤務中。
公式Twitter
小島プロがよくゲストに来るお店はココ!
麻雀 CABO(カボ)池袋店
〒170-0013
東京都豊島区東池袋1-12-11 朝日会館ビル3F
TEL:03-3984-4558
営業時間:9:00〜ラスト(年中無休)
JR山手線池袋駅から徒歩3分
公式HP
※勤務曜日と時間は要問い合わせ。 小島プロのブログやツイッターでも確認できます。
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企画・取材・文/内埜さくら 撮影/おおえき寿一