【取材こぼれ話】「早耳!エンタメ・インタビュー510」は阿部純子さんです。
◆日露合作プロジェクトという大作に抜擢された時の感想は?「史実に基づいたお話ですし、舞台は日本で初めてロシア兵捕虜収容所が設けられた愛媛県の松山市ですから、責任重大だなと思いました。だからクランクイン前に、実際に収容所で暮らしたロシア人の方の日記や資料などを読んで、自分なりに勉強してイメージを膨らませたんです。でも、私が勉強した以外に衣装さんやメイクさんが役に入りやすいよう準備してくださったので、すごく助けて頂きました。例えばお着物であれば、当時使われていたものを今回、お借りしてくださったりとか。髪の結い方も、当時を再現してくださっています」
◆桜子は駆け出しのTVディレクターですが、役作りは。
「ロケ地に本物のディレクターさんがいらっしゃっていたので、こっそり観察して参考になる要素を少し頂きました。桜子はどちらかというと観客の皆さん視線で動いていく役だと思い演じました」
◆「ロシアの役者さんは劇団に所属されている方がほとんどなので、説得力のあるお芝居をされるんです。どういったシーンにも柔軟に対応されている印象でした」
NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で一気に注目度が上昇した、清涼感あふれる女優の阿部純子さんが主演を務める映画『ソローキンの見た桜』が3月22日より全国公開。舞台は戦争時代だが、物語の軸は“日露戦争時代のロミオとジュリエット”で、壮大な愛が描かれていて歴史を知らずとも見応え満点!作品の話以外に、趣味や桜にまつわるエピソードも聞いたところ――。