【取材こぼれ話】「MEN’S SEAT INTERVIEW act.316」は宮原健斗さん
◆ここ数年、プロレスが盛り上がっていることについて、宮原選手は「時代もあると思います」と分析。格闘技ブームの時代は殺伐としたものが受け入れられやすかったが、今は「世の中が疲れてる感じがするんですよ、ニュースを見ても。そういう時代はプロレスが求められるだろうなと」◆宮原選手は佐々木健介選手率いる「健介オフィス」出身。健介選手、妻の北斗晶さんにレスラーとして育てられた。「18歳で健介さん、北斗さんに学べたのは大きかったですね。北斗さんが“鬼嫁”なんて呼ばれて夫婦で有名人ですし、見られる意識が高い人たちでした。…メチャクチャ怖かったですけど(笑)最初の時点で触れたのが三流のクセに偉そうにしてる人だったら、今の自分はないでしょうね」
◆たっぶり時間をかける華やかな入場シーンや、試合後のマイクパフォーマンスも宮原選手の魅力。全日本プロレスの歴史の中では異質なタイプだけに「面白くないと思ってる選手もいると思います」という言葉も。しかし「お客さんが喜べば、控室の人間は何も言えない。プロレスはそういう商売だと思いますね」。また「全日本の歴史も意識しませんでした。それを気にするより、お客さんを1人でも増やすのが大事ですから」