【取材こぼれ話】「早耳!エンタメ・インタビュー493」は日南響子さん
◆「(村上)虹郎君が演じた西川トオルと私が演じたトースト女は、何も知らずに合コンで出会ってカラダの関係に至り突然、彼がおかしくなって彼女が突き放した。そうしたら彼が出ていき寂しくなった。偶然、そうなってしまったという流れを大切にしながら演じました」◆「共演する数年前に(村上)虹郎君は一度ライブに来てくださっているんです。日頃から寡黙で、お芝居でも行動や音、空気感だけで全てを表現する役だったので、現場でもあまりしゃべっている印象はありませんでした。でも、共演する以前にお会いしていたと思うと、不思議な感じがしました。リリー・フランキーさんは、私が10代の頃から応援してくださっていたみたいなんです。ご一緒するシーンはなかったんですけど、スクリーンを通して作品を共有できたので、思い入れの深い作品になりました」
珠麟(しゅりん)名義で音楽活動をするほか、SNSではセンスある絵も披露。多彩な才能を発揮する日南響子さんが、映画『銃』で演じた“トースト女”が各界で高評価を受けている。ご覧頂ければ分かるが、一糸まとわぬ姿を堂々と披露しているのみならず、作品に不可欠なキー役を見事に演じきっているからだ。日南さんの役へのアプローチ法とは。作品になぞらえた「偏愛しているもの」とともに紐解いた。